「ウイルス肝炎サポート院内集会」と「ほろ酔い文学事典」

 4月22日に東京の衆議院第2議員会館で「ウイルス肝炎サポート院内集会」が開かれたので、徳島のNさんと参加した。この集会は先月(3月12日)に東京の国際フォーラムでの「オールジャパン肝炎サポート大集会」の成功を受けて、開かれたものであった。
 主催は全国B型肝炎訴訟原告団弁護団で、日本肝臓病患者団体協議会と薬害肝炎全国原告団弁護団が共催。全国から原告・弁護士・支援者ら200名ほどが集まり、会場があふれるほどの盛況であった。国会議員へも挨拶の要請を行っていて、鈴木貴子(衆議院新党大地)、高橋みほ(衆議院、維新)福島みずほ参議院、社民)、江島潔(参議院、自民)、小池晃参議院、共産)、仁比聡平(参議院、共産)、野間健(衆議院、無所属)、上田勇衆議院、公明)、中村裕之衆議院、自民)、田城郁参議院、民主)、の各議員が集会で挨拶を行った。そのほか、秘書の方もたくさん来ていた。

 主催者挨拶は、全国原告団団長の田中さん。消費税増税にも言及して、社会保障費に当てると言うならば是非肝炎対策にも使ってほしい、オスプレイ1機が100億円ほどするというが2機分で、今私たちが訴えている肝硬変・肝がん患者への医療費助成が実現できると訴えた。

 小沢弁護士は、集会の発言の中で、医療費助成実現の根拠として5点を挙げている。
 ①肝炎が国民病・医原病であり、医療費助成の実現を国民の多くが望んでいる。全国177の自治体(国民人口総数で8,451万人)で国会への意見書が採択されている。100名を超える国会議員が紹介議員になること絵を表明している。
 ②肝硬変・肝がん患者の自己負担医療費が高額であること。
 ③患者の高齢化が進み経済的打撃が大きいこと。
 ④裁判での司法九歳などとは別に幅広い支援が必要であること。B型肝炎訴訟では被害者総数50万人(厚労省推定)のうち、原告数は未だに1万人を少し超えるところ。C型薬害肝炎訴訟では、血液製剤投与者29万人のうち原告は約2,000人。裁判での救済を圧倒的多数の被害者が救済されない。
 ⑤基本合意に基づく国の義務であること。「肝炎対策基本法」の前文には、「B型肝炎及びC型肝炎に係る感染については、国の責めに帰すべき事由によりもたらされ」と明記されている。

 集会では、各地の取り組みが報告された。
 集会後参加者は、もっと私たちの国会請願書名の紹介議員を増やすために、手分けして議員の部屋を訪問した。
 私は、Nさんと徳島担当の増田・河野弁護士と、徳島選出の国会議員お部屋を訪問した。徳島ではすでに中西祐介・福山守・三木亨の3議員が紹介議員なってくれているので御礼を兼ねて訪問した。後藤田正純山口俊一両議員の部屋も、現状を理解してもらうために資料を持って訪問した。
 この日の議員訪問で、新たに21名が紹介議員になることを承諾してくれた。全部で143名になった。自民党50名、公明党6名、民主党31名、共産党17名、維新の会17名、社民党4名などである。

 いつ行ってもこういう活動は疲れる。とにかく日ごろ使ったことのない丁寧な言葉で話をしなければいけないので、舌がもつれるし肩が凝る。


ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)

ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)

 作家と酒の付き合いを書いているのだが、私はビール・日本酒・焼酎しか飲まない。ウイスキーやワインなどは苦手である。文学と酒は切っても切れない存在であることが理解される。勿論、事典と言うほどのものではないが、本格的な酒と文学の事典があるのであろうか。知りたいものだ。中国の詩などを読むと、本当に酒が愛されていると感じさせられることがある。



我が家ののごみ人形


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○よしやなんかい苦熱の地でも 粋な自由のかぜがふく
○よしやこの身はどほなり果てよ 国に自由がのこるなら
○よしや若菜と摘みすてらりよが くにに心をつくづくし