肝炎署名・医療講演会・相談会

 26日、我が家で咲いている花を紹介したが、写真で一部お見せしよう。







 昨日(4月27日)はさながら肝炎デーであった。9時過ぎに肝炎の会の近藤事務局長と連れ合いを乗せて徳島駅前に行った。10時から今全国で取り組んでいる肝炎署名の街頭宣伝行動をするためであった。大阪から来た弁護士5名、徳島の原告、原告家族を含め11名で署名のお願いをした。この日の駅前は比較的人通りも多く、1時間で181筆の協力を得ることができた。初めて街頭宣伝行動に参加する人もいたが、最初は勇気が要ったがしてみるとそんなに恥ずかしくもなく、お願いができたと言っていた。自分にとって身近なことであり、肝硬変・肝がんへの医療費助成が必要なことと理解しているからこそ、気持ちよくできたのではないか。
 この日の肝炎医療講演会の会場は吉野川市アメニティセンター。徳島駅からは30キロあまりも離れたところにある。途中、鴨島うどん屋で急いで昼食を取り、会場に12時半過ぎに到着した。
 1時半から今日の最大の目的である「肝炎医療講演会とB型肝炎救済法説明会」が開かれた。
 今回の演題は、「B型肝炎患者の日常生活における注意点と最新の治療法〜B型肝炎と診断されたら〜」と題して玉木克佳先生(徳島県肝炎対策協議会委員・大久保病院副院長)が1時間半ほど話をした。先生の話は3回目。今までに徳島市阿南市でも話をしてもらっている。難しいテーマを懇切丁寧に話された。

 肝炎ウイルスを持っているものは、発症の有無に関わらず定期的な受診・検査が必要である。また玉木先生は自分の身近な人への血液検査を勧めている。誰しもウイルス肝炎に感染する可能性があり、その予防としてB型肝炎のセルフチェックを紹介した。

①1985年より以前に生まれている。
②1972年以前に輸血を受けたことがある。
③長期にわたって血液透析を受けている。
④大きな手術を受けたことがある。
B型肝炎ウイルスに感染している家族がいる。
⑥適切な消毒をしていない器具を用いて、入れ墨を入れたり、ピアスやボディピアスなどの穴あけなどをおこなったことがある。
⑦過去に健康診断などで肝機能異常を指摘されたにもかかわらず、その後、肝炎の検査を受けていない。
⑧不特定多数の相手と性的関係をもった経験がある。
 この項目に該当する人は、一般の人よりも肝炎ウイルスに感染している可能性が高い。あてはまる項目の「ある」「なし」にかかわらず、気になる項目がある場合は、最寄の医療機関への受診を勧めている。大事な人を肝炎で苦しまさせないためにも、勧めてみようではないか。

 徳島県からは、保健福祉部健康増進課の板東さんが「徳島県における医療費助成制度やウイルス検診について」と題して、県の取り組みを話してくれた。肝炎ウイルス検査を受けようということについては、まだまだ県民に対する周知が必要で、こういう機会をもっと多く作り肝炎で苦しむ人が出ないようにすることが大切だと感じてた。

 医療講演会の参加は22名。相談会では11組(新規3組)が弁護士と熱心に相談していた。延べ参加者数は30名あまり。訴訟の対象になるかもしれないが、母親が亡くなってカルテなどもないため、残念ながら訴訟をできない人もいた。この人は古くからの徳島肝炎の会の会員さんで、娘・息子にも母子感染させており、すべてのウイルス肝炎患者に恒久対策をと言う私たちの運動の必要性・正当性が理解された場面であった。
 4時半に終わり、我が家についたのは5時半過ぎ。帰る途中、ドルチェ(日曜日なので大変な数のお客さんがいた)に立ち寄って美味しいアイスクリームを買った連れ合いは満足そうであった。参加された皆さん、ご苦労様でした。



我が家ののごみ人形


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○よしや深山の伏家(ふせや)じやとても わたしや自由がたつ煙
○よしやおまへの仰せじやとても 権利ない身に義務は無い
○よしやどんなに縛らんしても 解かざなるまい繻子の帯