「ニッポン景観論」と「ブログで中国」配布、屋根の塗装

 先日から、我が家の屋根を直している。セメント瓦なので、10年に1回ぐらいは塗装をし直さないといけないと言われて、15年ほどになった。屋根は泥とコケだらけになっていた。水で洗うと一杯泥が落ちてくる。メダカの池にも落ちてきて、水が泥だらけになってしまった。水で落としただけでも綺麗になったのだから、塗装をしたらもっと我が家も見栄え(?)がよくなるだろう。
 

<ヴィジュアル版> ニッポン景観論 (集英社新書)

<ヴィジュアル版> ニッポン景観論 (集英社新書)

 真に、日本の景観は猥雑である。林立する電柱と空を切断する電線、大きくど派手な看板、奇抜な建物群。これでは、人の心は落ち着かない。著者は豊富な写真によってその醜悪さを読者に見せてくれている。その一方で、すっきりしたのびのびとした景観も紹介されいる。日本では、わざわざ高い税金を使って、景観を壊しているのではないだろうか。
 私の住んでいる徳島県の秘境(今ではそうではないが)と言われている祖谷(いや)地方の古民家の再生も行なって、地域を力づけている。 旧建設省が制定した歌が紹介されている。本書には、全歌詞と楽譜が掲載されている。
 建設省が1957年(昭和32年)に作った歌に「ユートピア・ソング」(作詞:野村俊夫、作曲:竹岡信幸、歌手:松田トシ岡本敦郎)である。折角なので、一番の歌詞をのせる。 
 
  風がそよぐよ ドライブウェイ
  軽いリズムで どこまでも
  歌は流れる リボンはゆれる
  山も谷間も アスファルト
  ランラン ランラン
  ランラランラン ランラン
  素敵な ユートピア

 日本中がコンクリートアスファルトで覆われてしまって、日本の国土は破壊され、景観も損なわれ、人々が伸びやかに生きて行けなくなるはずである。
 著者は最後に、「日本は長年必死に『文明』と『発展』を求めて、山と川をコンクリートで埋め、古い町を恥だと思って壊し、交通のない『ループ橋』やお客の訪れない『ふれあいの館』をたくさん作ってきました。しかし日本は『光る珠』として、美しい自然と文化的なたたずまいを、初めから掌の中に持っていたのです。それを再認識することが、これからの課題です。」と語っているが、その通りである。公共事業で無駄遣いをして、ゼネコンに奉仕して、国民生活の基盤となるところに手を抜いてきた。衆議院が解散されるような状況になってきたが、あらためて国民不在の政治に「ノー」を示すときが来ている。

 昨日は、本を知り合いのところに配達してきた。郵送したところからも次々と電話やメールが届いた。ありがたいことである。ある電話。ブログを見ていると、都都逸のところが面白い。私が書いている本文は、イマイチ、ということか。



我が家の郷土玩具  埼玉・春日部張子  シャチ乗り天神  五十嵐作


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○ともし続ける蛍の籠の 小さい命に水をやる
○俺の心にまだ燃え残る 遠いあの日の恋ひとつ
○髪を結ったら女になった かみさんちょっぴり春になる。

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