障害福祉サービス等報酬大幅減額、健康班会、守大助の会総会準備、中国語、胃カメラ、「科学を生きる」(湯川秀樹)

 2月19日(月)にきのこハウスの理事会があったので参加した。理事会では来年度に障害福祉サービス等報酬改定があり、その試算が出された。試算の結果は驚くべきのもであった。きのこハウスの今年度の障害福祉サービス等報酬は約5,700万円であるが、改定による来年度の報酬減額は約600万円にも上るという。経営の健全性が脅かされる減額である。これからその減少をどう食い止めるかが大きな課題になっている。
 20日(火)夜は、健康班会があったので連れ合いと参加した。今回のテーマは「終活」。年を取ってきて、これから受ける医療やケアについて、家族や医療者と話し合って、「私のこころづもり」として文書に残すことで、私の希望や思いが医療やケアに反映される。しかし、終活など考えもしていなかった私である。自分の思いや希望をチェックポイントにもとづいて記入してみた。
 19日・20日は24日の守大助の会総会のため、マスコミ(NHK・四国放送徳島新聞朝日新聞毎日新聞・読売新聞)や医療機関を訪問した。2月28日には仙台高裁から守大助さんの再審請求についての判断が出されることになった。この日には仙台高裁に再審開始を求める行動がされる。そのためにもぜひとも総会は成功させなければならない。川上事務局長の奮闘で、今年度目標の会員数530名はようやく達成できた。
 22日は健生病院で年1回の胃カメラ検査をした。医師から「心配はないと思うが念のため」と言われて胃の組織を取られた。また、逆流性食道炎と診断された。数年前にもそう診断されたことがあった。

 21日は石井町で中国語。21日は午後からシルバー大学で最後の中国語があった。学生の皆さん、熱心に仲良く学ぶことができた。

 湯川秀樹(1907〜81)のエッセイ集である。池内了が編集・解説を行っている。池内は湯川の講義を受講している。本書の最後に「二つの道を一つに」(1962年7月)が置かれている。冒頭、湯川は「科学者の一人として、また人類の一員として現代に生きる私の前には、二つの道が伸びている。一つは私たちの生きている世界に内在する真理探求の道であり、今一つはすでに見出された真理が、人類を死滅に追いこむのでなく、存続と繁栄へ向かわせる道である。」ここから湯川の核兵器廃絶の思想が導き出される。
 湯川秀樹は5人兄弟の三男。私は文系なので、湯川の兄の貝塚茂樹東洋史学者)、小川環樹(中国文学者)のほうが身近に感じる。
 もう何十年も前だが、読んだのは貝塚茂樹では「史記」・「中国の歴史 上」・「孔子」・「諸子百家」・「毛沢東伝」(いずれも岩波新書)、小川環樹は「唐詩概説 中国詩人選集」・「蘇軾上・下 中国詩人選集」(岩波書店
今年の目標
①中国語検定2級合格 とりあえず3月25日が試験日
魯迅全集全20巻読了 現在、第3巻「野草・朝花夕拾・故事新編」読了。
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「光十字に」の中から「戦陣抄」瀬尾茂信
◯漢口にて学びし華語が捕虜となり通訳代りに役立とうとは
◯国のため捧げしものと思えども青春のなき吾身淋しき
◯銃弾を伏せたるわれの眼の前に名知らぬ可憐な花咲きいたり
◯無常なりアミーバ赤痢が引揚げの兵を襲いて帰郷許さず
◯引揚の日近づける水無月の空を仰ぎて戦友(とも)に黙祷す
◯引揚のうしろより襲う八路軍落伍の兵に情けをかけず