守大助の会第13回総会で桜井さん(布川事件)が講演、とくしま難病支援ネットワーク、「ヘンな浮世絵」(日野原健司)

 昨日(24日)は青少年センターで「仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件守大助さんを支援する徳島の会」の第13回総会を開いた。寒い中、会場いっぱいの55名が参加してくれた。川上事務局長の報告・方針提案などがあり、掘金弁護士もえん罪事件の内容・現状について報告があった。また各分野の取り組みの報告があった。
 総会では、以下の通り会長挨拶を行った。
 第13回総会あいさつ
 会員の皆様には、常日頃から守大助さんを支援する徳島の会への活動にご参加くださり、ありがとうございます。また、国民救援会徳島県本部には、冤罪事件を闘うための理論・運動面で大変お世話になっており、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。
 おかげさまで、会員数も目標の530名になり、仙台高裁宛の再審開始を求める要請署名数も6,000筆を超えることができました。これもひとえに会員の皆さんの、一日でも早く守大助さんを千葉刑務所から救い出したいと願う、心の表れと感謝しております。
 2月4日・5日は仙台で全国集会が開かれ、徳島からの代表を含め200名を越える参加者が、守さんの再審開始・無罪を訴えました。また、全国各地で守大助さんを支援する運動が高まっていることを反映して、高知にも昨年6月に会ができました。8月25日・26日には高知で第64回日本母親大会が開かれます。この大会の会場に母親の守祐子さんを立たせて、大助さんの無実を訴えることができるよう力を尽くします。
 守大助さんの仙台高裁への再審請求の決定が、2月28日に出ることが決まりました。守さんの不当逮捕から17年、これまでの全国の闘いの総決算の日が目前に迫りました。この日は仙台高裁の決定を見届けるため、徳島からも代表を送りたいと思います。
 また、今日は、茨城県・水戸から来ていただいた、布川事件で無罪を勝ち取った桜井昌司さんに「獄中生活29年の体験」と題して話をしていただきます。決して繰り返してはならない冤罪、その貴重な体験を聞けることを楽しみにしています。
28日の決定がどのようなものであろうとも、徳島の会は守さんの再審開始・無罪を勝ち取るために、全国の支援する会・守る会・弁護団と協力して全力で活動を続けたいと考えます。
 今まで以上に、会員の皆さんのご協力をお願い致します。
 守さんからメッセージが届いた。
 「本日はお忙しい中第13回徳島の会・総会へ参加してくださり、本当に有難うございます。毎週役員の皆さんから届くお便りに、とても励まされ!心強くなっています。毎月の街頭宣伝・署名活動・学習会をしていただき、感謝の気持でいっぱいです。私はあの日から17年が過ぎましたが、負けずに無実を塀の中から訴え・叫び闘っていますので、どうか安心してください。」と書かれていた。





 総会では布川事件の桜井昌司さんが「獄中生活29年の体験」と題して記念講演をした。辛く厳しい体験を面白おかしく、辛辣に話され、笑い声が何度もあがった。警察・検察から非人道的な罵詈雑言を浴びせられて、えん罪をでっちあげられた。徳島新聞毎日新聞が取材に来た。

 総会後に居酒屋「安兵衛」で懇親会を行った。

 今日(25日)はとくしま難病支援ネットワークの主催で希少難治性疾病であるクローン病について、会の代表であるGさんから話があった。我が国には約4万人の患者がおり、徳島県でも200人余がいるという。原因が不明で若くして発症する。食事に大変気を使わなければならない。生活上の注意点としては、①規則正しい生活 ②おなかの調子がよい時期でも、食事には注意が必要 ③定期的に内視鏡などの検査を受けることが必要 ④ストレスをためないように と話された。
 講演の後は役員会を行い、6月23日の総会に向けて協議した。

ヘンな浮世絵 (コロナ・ブックス)

ヘンな浮世絵 (コロナ・ブックス)

 歌川広景のおもしろおかしい浮世絵で、江戸の名所を紹介している。太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前)に所蔵されているので、折があれば現物を見てみたい。

今年の目標
①中国語検定2級合格 とりあえず3月25日が試験日
魯迅全集全20巻読了 現在、第3巻「野草・朝花夕拾・故事新編」読了。
台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
B型肝炎訴訟は全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!
「光十字に」の中から「戦陣抄」瀬尾茂信
◯牛馬よりひどき仕打ちに落伍兵自爆の他に為す術もなし
◯引揚の命令のみでただ歩く行く先知らぬ行軍の日々
◯黙々とただ歩くのみ振り返る余裕もなくてうつろなる顔
◯復員の列車の中の無軌道さ敗戦ひしひしと肌身に感ず
◯LSTの船倉で暮らす数日間行く先知らぬ不安なる日々