守大助さんに理不尽な再審請求棄却、阿波市議会議員選挙、雛人形
昨日（2月28日）、仙台高裁は守大助さんが求めていた再審開始の請求を棄却した。新聞記事によると、嶋原裁判長は守さん、弁護団から出された池田正行先生達の新証拠に対し「根拠が薄弱で、警察鑑定の信用性を揺るがすものではない」との判断を下している。この内容は、阿部弁護団長が指摘するように「科学に挑戦する内容と言わざるをえない」ものだ。
科学常識、医学常識、社会常識から考えれば再審開始が妥当なのに、先行判決を覆す勇気と正義を貫こうとする気持が、嶋原裁判長を始めとする3人の裁判官になかったと言わざるをえない。しかし、無実であるにも関わらずこういう結果を招いた私たちの運動も、一度振り返って何が足りなかったのか、科学的に検証して、再構成しなければならないと考える。
守大助さん・弁護団は最高裁に特別抗告をする予定であるので、考えられるあらゆる手立てを尽くさなければならない。
3月3日は北陵クリニック事件・神奈川の会の第3回総会が開かれる。その総会に向けてのメッセージに私は、「徳島では2月24日に第13回総会を開きました。記念講演では布川事件の桜井昌司さんに『獄中生活29年の体験』と題して話をしていただきました。桜井さんはユーモアを交えてその体験を話されましたが、守さんに桜井さんのように29年間もの長い間を獄中で過ごさせる訳にはいきません。」と書いて送った。
70歳を超えたご両親がお元気なうちに、大助さんを取り戻さなければならない。
今日は3月25日投票予定の阿波市議選挙に向けて、日本共産党から立候補を予定している「中野あつし」さんの宣伝行動に、本人・Ｉさん・連れ合い・私で吉野町内を訪問した。教員生活38年という中野さんの生真面目な話しぶりからは、誠実な人柄が見られた。久しぶりにお会いする人もいて楽しい時間であった。
今年の目標
①中国語検定2級合格 とりあえず3月25日が試験日
②魯迅全集全20巻読了 現在、第3巻「野草・朝花夕拾・故事新編」読了。
仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
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「光十字に」の中から「戦陣抄」瀬尾茂信
◯黙々と誰も語らず船倉の薄暗き床に時間なくいる
◯泥水の中で寝たる追撃の作戦行動今も忘れず
◯眼底に未だに残る戦場の荒野の月にさらされし骸（むくろ）を
◯眼冴ゆる夜半に憶えリ野戦にて追撃するに立ちて眠りし
◯闘いは過酷なるもの鬼とても顔を背けむすべての諸業
