全国B型肝炎訴訟原告団総会参加、墓参り

 6月24日(日)は東京駅近くで全国B型肝炎訴訟原告団総会が東京であったので参加した。原告代議員82名をはじめ、120名ほどが参加した。
 この1年間、原告団弁護団、日肝協、薬害肝炎原告団弁護団と協力して、国でも地方でも肝炎対策充実のため、大きな役割を果たしてきたと実感させられた総会であった。
 その第1番の成果が、肝硬変・肝がん医療費助成制度の実現であった。内容的には適用範囲が狭く不十分な面が多々あるが、これからも他団体と協力して、この制度の充実を図ることが求められている。
 B型肝炎訴訟の提訴・和解の現状は、被害者の数から見ても、まだまだ少ない。被害者数45万人と言われているが、厚労省の資料によれば、今年3月末現在の提訴者数56,376人、和解者数は35,650人にしか過ぎない。全国弁護団関与の提訴者数は今年6月7日現在で、提訴者数24,567人、和解者数は18,326人でしかない。全国弁護団関与で全国総数の約43%、和解者数の約50%である。被害者の掘り起こしが求められている。特にウイルス検査の促進とキャリア(無症候性感染者)の提訴者数の増加が、大きな課題になっている。
 教育啓発活動も前進してきている。特に患者講義は(患者が被害の実態を自分の経験を通して伝える)は昨年度は68回(私も徳大・肝炎医療コディネーター養成講座で行った)であった。今年度の目標は100回。しかし資料によると、薬害肝炎の場合は昨年度212回行っており、過労死の出張授業も年200回が目標となっている。講師のなり手の養成は、他の分野も含めて活動家を増やすことが大きな課題になっている。
 総会が少し早く終わったので、近くにある八重洲ブックセンターに行ってきた。買ったのは、関川夏央谷口ジローの「『坊っちゃん』の時代 第2部 秋の舞姫」、「『坊っちゃん』の時代  第3部 かの蒼空に」、「『坊っちゃん』の時代 第4部 明治流星雨」、「『坊っちゃん』の時代 第5部 不機嫌亭漱石」(双葉文庫」。残念ながら第1部の在庫はなかった。「旧聞日本橋」(長谷川時雨 岩波文庫)、「江戸東京実見画録」(長谷川渓石画 岩波文庫)。
 夜は上野で泊まった。翌日、松戸に住む兄・弟と両親の墓参りに行った。年に1回は行くことにしている。

 東京駅地下街を歩いていると、手ぬぐいを売っている店があった。つい1本買ってしまった。








今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第4巻399ページまで読了。なかなか進まない。
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「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
◯お前追従か人事言ふか お茶を荒らしに又来たか
◯松が殿御で子を生めばこそ 山に小松が絶えませぬ
◯嫁を嫁をとゑと譏(そし)りゃんな 譏るわが子も人の嫁
◯昔思へば恨めしござる なぜに昔は今ないぞ
◯今年世がよて穂に穂が咲いて 殿も百姓も嬉しかろ