守大助中四国交流会、B型肝炎訴訟傍聴

 14日、15日は中国語の教室があったので参加した。
 16日は大阪地裁でB型肝炎訴訟裁判があったので、傍聴した。今回意見陳述をしたのは原告番号537番の男性と、原告番号3756番の男性であった。
 原告番号537番さんは、現在54歳で慢性肝炎。2012年2月に提訴したが、未だに和解できていない。その原因は、国が、彼が慢性肝炎と診断されて20年以上経過しているため除斥期間を経過しているとして、和解金額をとても低くしようとしているためであった。この除斥期間については、各地の裁判所でその不当性を訴えている。国が長年集団予防接種によるB型肝炎感染を放置していたために、20年が経過したのであって、その責は原告にはない。
 原告番号3756番さんは肝がんになっている。中学生の時から学んだクラリネットを趣味としていて、高校生たちにも教えていて、大変慕われている。また老人ホームや学童保育、クリスマス会などでも参加して演奏している。彼は「被害を受けて、命の危険にさらされている者たちは、みんな、大きな不安をかかえています。それでも、生き甲斐を見つけながら、懸命に生きていることを、国には知っていてもらいたい。」と訴えた。
 弁護団からは肝硬変除斥(1991年に代償性肝硬変になった)を争う原告について、早期に結審・判決に向けた進行がなされるよう意見陳述がされた。
 本来は、裁判傍聴後の報告集会も参加したかったが、翌日は岡山県で守大助さんの会の中四国交流会に参加しなければいけないので、早く帰らせてもらった。
 17日・18日は岡山県総社市中四国の交流会があり、私も徳島の会の役員3名と参加した。集った会は高知・岡山・倉敷と少なかったが、各地の取り組みを知ることができて、有意義であった。交流会参加者一同名で、最高裁の林裁判長宛に速やかな再審開始を求める要請を決議して、送付した。
 18日は会議が少し早く終わったので、高知の参加者らと総社市にある雪舟が修行した宝福時に行って、守さんの再審開始を祈願した。
 12月4日には千葉刑務所に行って守さんと面会する予定にしている。

今年の目標
①中国語検定2級合格 次回11月25日をめざす。もう1週間を切っている。
魯迅全集全20巻読了 現在、第6巻50ページまで読了。さっぱり進まない。しばらくは休憩。
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「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
志度はよい町西北をうけ 八島颪(おろし)はそよそよと
○花の絵島はからみがあらば 手繰り寄しょものみの原へ
○人の娘と新造(しんぞ)の舟は 人が見たがる乗りたがる
○八島山には大谷小谷 なぜにこなたは子が無いぞ
○みすじ風呂が谷朝寒むござる 炬燵(炬燵)やりましょ炭添へて