水戸から娘・孫、「戦時下の絵本と教育勅語」(山中恒)
昨日、水戸の娘が孫2人(中2・女、小4・男)を連れて、徳島に来たので、連れ合いと徳島駅まで迎えに行った。夜は5人で楽しく夕食を食べた。28日に帰るが、いろいろと予定を考えているようだ。
- 作者: 山中恒
- 出版社/メーカー: 子どもの未来社
- 発売日: 2017/11/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
教育勅語について、著者は「考え方によれば、これは『奴隷の掟』みたいなものです。細々とした生活の仕方まで、天皇の命令に従わなければならないのですから。それをありがたがらせたのが、『国体原理主義』に基づく戦前の公教育で、教育勅語はまさにその聖典とされていたのです。」と位置づけている。
そういう教育勅語を現代に復活させようとしているのが安倍政権である。戦前の「国体」という言葉は、「臣民が心を一つにして、天皇に忠義をつくし、親に孝行することで美しい歴史を作ってきた国の姿」だと指摘している。果たして本当に「美しい歴史」だったのだろうか。「否」としか言えない。以前、「日本の侵略戦争とアジアの子ども」(明石書店 久保井規夫)を読んだが、正しく日本の歴史を子どもたちに教えないと、いつまで経っても韓国・中国との友好は築かれない。