守大助さんを支援する会、今年最後の宣伝行動と「(株)貧困大国アメリカ」

 昨日(12月23日)は今年最後の守大助さんを支援する徳島の会の宣伝行動と役員会があったので参加した。
 午後1時から始まった宣伝行動は、日差しも暖かく風もなく気持ちよくできた。参加者は総勢8名、マイクの調子が悪く音は出せなかったが、40分ほどの時間で50筆を集めることができた。
 役員会では、前一ヶ月の報告がされた。会員数は450名の目標に対し443名までになった。仙台地裁あての再審開始を求める署名は4,125筆になったが、これは目標(5,000筆)にはまだまだである。来年2月8日の総会までに達成できるかどうかの状況である。総会の記念講演の講師は、小関眞弁護士(再審弁護団事務局長)に決まった。あとは、総会議案書の確定と参加者の確保が課題となった。来年早々に関係者・関係団体に参加を訴えに行くことななった。私は6日から22日まで北京に行くので不在になり、申し訳なく思っている。2月11日〜12日には仙台で全国代表者会議が行われる予定になっている。再審の動向がそれまでには明らかになっていると思うので、その後に向けた全国の取り組みが話し合われると思う。
 役員会のあとは忘年会を行った。おいしい酒と刺身などを飲み・食べて、来年への元気づけとした。この日は8時前の汽車に乗って我が家に帰ってきた。



宣伝行動に参加した皆さん




 堤未果の「貧困大国アメリカ」シリーズの完結編である。アメリカの政治が人口わずか1%の富裕層と多国籍企業に乗っ取られている状況が、リアルに書かれている。安倍政権の目指すものがアメリカでどのように実現されているかが理解される。
 あとがきで「巨大化して法の縛りが邪魔になった多国籍企業は、やがて効率化と拝金主義を公共に持ち込み、国民の税金を民間企業に移譲する新しい形態へと進化した。」それにたいして国民は、「食、教育、医療、暮らし。この世に生まれ、働き、人とつながり、誰かを愛し、家族をいつくしみ、自然と共生し、文化や伝統、いのちに感謝し、次の世代にバトンを渡す。そんなごく当たり前の、人間らしい生き方をすると決めた『99%』の意思は、欲でつながる『1%』と同じように、国境を越えてつながってゆく。」と著者は書いている。真にナショナリズムイデオロギー、宗教やささいな意見の違いなどに煽られてはいけない。煽っているのが安倍自公民政権であり、商業化した大手ジャーナリズムだから。
 今や原発問題やTPPなどで広範囲の人々が一点共闘でつながってきているが、これらの取り組みをどう発展させるかが「99%」の人々に問われているのだと思う。




我が家の絵馬 鳥取・境港  妖怪神社  2012年10月3日購入


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○可愛いお方に 謎かけられて 解かざなるまい 繻子(しゅす)の帯
○浮いた同士と 言わるる筈よ 涼み舟から 出来た仲
○羽織着せかけ もし煙草入れ 忘れさんすな 宵の事