2009-01-01から1年間の記事一覧

蔵書登録と「公安警察の手口」

四・五日ほど前から、蔵書をエクセルの表にすることにした。今まで、本を探すのにノートに作った蔵書目録でしていた。 なかなか目的の本が見つからないのでそうしたわけだが、これがなかなか大変である。ようやく700冊ほど入力したが、まだ七分の一にしかな…

現職警察官「裏金」内部告発

現職警官「裏金」内部告発作者: 仙波敏郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (11件) を見る 守大助さんを支援する徳島の会の役員が、貸してくれたので読むことにした。冤罪を作り出す…

漢文力

漢文力 (中公文庫)作者: 加藤徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/08/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 26回この商品を含むブログ (12件) を見る なかなか薀蓄に富んだ面白い本である。著者が広島大学で教えていた頃の「中国文学の世界」という…

我が家の庭の水仙も、小さな白い花を咲かせ始めた。 昨日は、連合いと高松に行って宮内張子の干支と、次女の長男(楓)の初誕生日(1/3)の贈り物を買ってきた。「ひさ六」で売っている干支の置物は、手ひねりで作られた5センチほどのもの。鯛抱戎と立った虎…

守大助君に面会

12月2日に、千葉刑務所までいって守大助君に面会してきた。交通の便の手配に手違いがあって、1日の夜行の高速バスで家の近くの土成を午後10時に乗車。翌朝6時半には東京駅についてしまった。面会の集合時間は午後1時45分。時間をつぶさなくてはならない。 朝…

目まいのする散歩

目まいのする散歩 (中公文庫)作者: 武田泰淳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1978/05/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 39回この商品を含むブログ (53件) を見る 私が読んだのは、1978年発行の中公文庫。読んでいるうちに、本の角にいくつか折った…

検閲と文学

「言論統制」では1930年代の軍人が、いかようにしに言論弾圧で役割を果たしたかが示された。検閲と文学--1920年代の攻防 (河出ブックス)作者: 紅野謙介出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリ…

石立山

昨日は、健生山の会のW石会長と石立山(1,707m)に行った。徳島と高知の県境にあるこの山は国道195号線の四ツ足トンネルの入口そばから上る。今回は、連れ合いは数日前に11番札所藤井寺から長戸庵の往復の際、滑って太ももをしたたかに打ってしまい、不参…

軍旗はためく下に

大分、寒くなってきてメダカの動きも鈍くなり、水温が上がってくる時にならないと、餌を食べないようになってきた。 軍旗はためく下に (中央文庫BIBLIO)作者: 結城昌治出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3…

四コマ漫画

10月12日に、「徳島ラジオ商事件」のことを書いたが、最新刊の「冤罪File」(№8 2009年12月号)で、取上げられていた。犯人とされた富士茂子さんの冤罪を晴らすために、作家で僧侶の瀬戸内寂聴(徳島出身)が特別インタビューに応じている。瀬戸内は、この事…

武漢作戦

前回、佐藤卓己の「言論統制」を取上げた。本来は、もう少し長い文章だったが、保存に失敗して再度書き込むのが面倒だったので、中途半端なもののなっている。 「言論統制」の中で、石川達三の「武漢作戦」に触れられている。私が読んだのは文春文庫1976年1…

言論統制

以前、林扶美子の「戦線」について佐藤卓己(京都大学)が「林扶美子の『報告報国』と朝日新聞の報道戦線」と題して解説していることを紹介した。彼が言論統制」という本を出している。新書版ではあるが430ページにもなる大冊である。言論統制―情報官・鈴木…

忙しい最近

11日(日)は、きのこハウスのお祭で、手伝いに行った。共同作業所として苦労して運営がされているが、地域との密着・交流を目差して20年近く続いている。当日は好天に恵まれ、500人を超す人が訪れてきた。バザーやヨウヨウ釣り・ポップコーン・焼そば・ウド…

東北坊

上海に行ったとき「東北坊」という白酒(bai jiu)を買ったが、そのビンの蓋の中に小さい紙切れが入っていた。七言絶句が書いてあった。 仙人聚会邀呉剛 (xianren juhui ao wugang) 呉剛捧来東北坊 (wugang penglai dongbeifang) 神仙伸出大拇指 (shenx…

来年は寅年

先週の土曜日は守大助さんを支援する徳島の会」の役員会があったので参加した。当面の取り組みと、毎週役員が交代で守大助さんに手紙を出しているが、その順番の確認等をした。 会議が終わって少し時間があったので、紀伊国屋書店に行ったが特に気になる本は…

冗談

上海の街を、バスに乗って走っていると、おかしなバイクにたくさん出会った。ライトもつけずナンバープレートもない。おまけに二人乗りである。交通マナーが悪いといっても、これはおかしいのでガイド(徐瑋さん xu wei)に聞いてみた。スクーターの形をした…

連環画

中国で買った本がまだあった。連環画(lian huan hua)である。簡約現代中国語辞典(光生館)では「小型の絵物語本」と書いてあった。漫画と言う人もいる。江戸時代の黄表紙など絵と文字の入った冊子のようである。今の中国ではほとんどなくなってきているそ…

上海などへ旅行

9月25日から28日まで、「上海・杭州と江南人気の4都市周遊!人気の水郷烏鎮4日間」と銘打ったツアーに連合いと参加した。私たちを含め総勢12名の参加であった。バスで回るので移動は楽であった。 25日は、昼に関空を出発したので夕食と雑技団観賞。26日は上…

母郷

先日、連合いと賀川豊彦をモデルにした映画「死線を越えて」(彼の同名の小説がある)を見に行った。これは今年、賀川が神戸の貧民窟に住まいをして、貧民の救済活動を行って100年になり、それを記念して各地で「賀川豊彦献身100年」を記念する行事が行われ…

きょうされん総会と大会

9月18日にきょうされんの総会、19.20日に大会が埼玉県のさいたま市で開かれ参加した。 総会は、5月に開催される予定であったが、新型インフルエンザの影響でこの日まで延期されていた。 きょうされんは自立支援法の廃止を求めて、粘り強く運動してきたが、民…

阿波の狸の話

阿波の狸の話 (中公文庫)作者: 笠井新也出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/08メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (6件) を見る 四国は、狸にまつわる話が多い。特に、徳島はそうだ。「阿波の狸の話」には、阿波の狸の話と阿波伝説…

戦争

久しぶりに大岡昇平を読んだ。「戦争」である。戦争 (岩波現代文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/07/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る 1970年に大光社から出版されたものが、岩波現代文…

あふれる新語

裏庭を見たら、彼岸花が咲いていた。例年より少し早い。 「KY式日本語」はさっぱり解らなかったが、今回の「あふれる新語」に紹介されている言葉も、ほとんどわからない。よくもまあ、若い人は発想が柔軟で新しい言葉を作るものだと、感心してしまう。みん…

詩経

詩経―中国の古代歌謡 (中公文庫BIBLIO)作者: 白川静出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 白川静の「孔子伝」に続いて「詩経」を読んだ。詩経は、中国の古代歌謡である…

孔子伝

孔子伝 (中公文庫BIBLIO)作者: 白川静出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/01/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 36回この商品を含むブログ (62件) を見る 孔子の伝記を書いた前2冊はあまり納得のいくものではなかった。そこで、白川静の「孔子伝…

魯迅批判

李長之の「魯迅批判」を読んだ。魯迅の生前中に書かれたもので、当時の著者は25歳。私が魯迅を読んだ時代とも国も違うので、あまり多くの感想はない。 訳者の南雲智が長い(30p)「訳者あとがき」を書いていた。「現実に密着して、時代の空気を十二分に吸い…

冤罪File

昨日から大雨と落雷で大変だ。二日間でどれだけの雨が降っただろうか。阿波市のいくつかの地域でも避難勧告が出されている。 裁判員が参加する裁判が始まって、連日その模様が報道された。一般の国民が、冤罪に協力させられることのないようにして欲しい。 …

李長之

紀伊国屋書店のホームページを調べたら、白川静の「孔子伝」が在庫にあったので、注文した。それまでのつなぎに、李長之の「人間孔子」という本が書棚にあったので読むことにした。人間孔子 (徳間文庫)作者: 李長之,守屋洋出版社/メーカー: 徳間書店発売日: …

孔子物語

白川静の「孔子伝」がなかったので、我が家にあった「孔子物語」を読むことにした。孔子物語 (徳間文庫)作者: 丁寅生,孔健,久米旺生出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2008/05/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 訳…

郭沫若展

昨日は、連合いと岡山県立美術館で開催されている「郭沫若展」を見に行った。ついでに岡山市金山寺にある「招き猫美術館」も見学した。夏休みのせいか子ども連れが多かった。展示数が少なく、いささか期待外れであった。展示品の制作年代・製作地・材質など…