2009-01-01から1年間の記事一覧

月下美人

四国は、なかなか梅雨が明けない。いつもだったら20日頃には梅雨が明けて、真夏の太陽が照り続けるが、曇りと雨の連続である。家の周りの田んぼの稲は穂が出ているが、これでおいしい米が出来るのだろうか。 昨晩は、庭に植えている月下美人が一度に29輪も咲…

塩見岳

「『論語』再説」で、白川静の「孔子伝」を紹介していた。家にあると思い捜してみたが、出てきたのは「漢字百話」であった。初出は「漢字百話」中央公論社1948年刊。漢字百話 (中公文庫BIBLIO)作者: 白川静出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/09/01…

中国語検定

漢検が大きな話題になったが、ひどい親子ではある。 40年前に大学で中国語を2年間習ったが、その後は中国関係の本を読むことはあっても、中国語とはご無沙汰していた。それが、3年前から毎週月曜日に1時間の中国語教室に通っている。全くの初歩からの学習で…

「論語」再説

結局、金魚の稚魚は十数匹になっていた。そこで、別に船プラを買って入れることにした。 「論語」再説 (中公文庫)作者: 加地伸行出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/03/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 本書は、19…

大江戸異人往来

先日、めだかの稚魚を入れた水槽を見ていたら、何か変なものがいた。めだかの稚魚よりはるかに大きい。すくって見るとどうやら金魚の稚魚らしい。考えてみるに、金魚を入れている甕の水草をめだかの水槽に入れたのが原因らしい。どうやらその水草に金魚が卵…

月下美人

水戸から帰って調子が悪い。喉が痛く咳をするので、胸まで痛くなってしまった。夏風邪か。 もう、30数年も育てている月下美人がある。今晩、今年初めて一度の七輪咲いた。昔は、30輪ぐらい一度に咲いたことがあるが、最近は樹勢が弱ってきたのかあまり咲か…

松戸

21日は、母の5回蔡があったので、前日から松戸に行った。5回蔡には兄弟姉妹・甥姪など24名が参加した。参加できなかったのは、弟の長男が大分の大学に今年から行ったためと、次女夫婦がこれなかったため。大雨の中、墓参りをすませ、流山のあずみ野というと…

一滴の力水

一滴の力水―同じ時代を生きて作者: 水上勉,不破哲三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2000/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 作家の水上勉と日本共産党の元委員長の不破哲三との対談集である。 水上勉は1919年生まれ、不破哲三は1930年生…

マルクスは生きている

マルクスは生きている (平凡社新書 461)作者: 不破哲三出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/05/16メディア: 新書 クリック: 13回この商品を含むブログ (24件) を見る 昨年から、小林多喜二・マルクスに大きな関心が寄せられている。世界的な経済危機、労働…

剣山クリーンハイク

7日(日)に、山の会のW石会長と「剣山クリーンハイク」に参加した。今回で35回目になるこの行事は、徳島県の各登山団体が協力して、清掃活動を続けている。 快晴で、少し風もあり、気持ちの良い登山であった。見ノ越の駐車場は、マイクロバスを仕立てて参…

アラスカ物語

川上澄生全集の第10巻を古書店モウラで購入したので、読んだ。第10巻の内容は、単品・横濱・街頭人物図繪・後姿と前姿・アラスカ物語・履歴書で、嬉しい版画がたくさんある。以前、「明治少年懐古」を紹介したが、川上の版画はほのぼのとして人をひきつける…

大江戸浮世絵暮らし

大江戸浮世絵暮らし―高橋克彦迷宮コレクション (角川文庫)作者: 高橋克彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 著者の本では「新聞錦絵の世界」を先に読んだ。楽しかったので、表題の本も購入した。 著…

空海の道

昨日は、去年に引き続き「最後まで残った空海の道」のイベントに参加した。吉野川市・阿波市・神山町が協力して行っている。平地のコースと、私達が行った山のコースの二つある。参加者は460人と新聞では紹介していた。 前日は、佐々木灰燼の呼び出しを受け…

中国古代書簡集

中国古代書簡集 (講談社学術文庫)作者: 佐藤武敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 紀元前200年代の書簡が残っているのだから、中国の歴史の奥深さを感じさせられる。紀元前から、郵…

周海嬰

周海嬰(しゅう かいえい Thou haiying)は、魯迅の一人息子で1929年9月に上海で生まれた。母親は許広平(きょ こうへい Xu Guangping)である。魯迅回想録 (1968年) (筑摩叢書)作者: 許広平,松井博光出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1968メディア: ? クリ…

空中征服

賀川豊彦の「空中征服」を検索したら、社会思想社の現代教養文庫版がでてきた。私が古書店で購入したのは、1,280円もした。空中征服 (現代教養文庫 (1311))作者: 賀川豊彦出版社/メーカー: 社会思想社発売日: 1989/10メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を…

内山完造の生涯

中国語の本を調べようとして、東京・神田にある内山書店のホームページを調べてみたら、見つかったのが表記の本である。 内山完造の妻が1917年に上海で開いた書店の後継が内山書店である。 内山完造については、大分前に紹介したが、彼の没後50年(2009年)…

ハラノムシ、笑う

昨日は、第80回メーデーであった。良い天気で、気持ちよくデモ行進にも参加できた。 ハラノムシ、笑う―衛生思想の図像学 (ちくま文庫)作者: 田中聡出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件…

中国語教室 李白2

昨晩は、例によって中国語教室。宿題の「望盧山瀑布」を皆で朗読。皆さん、前回より発音がしっかりしてきています。先生の息子さんは小学校2年生ながらやはり立派な発音です。子どもが、綺麗な発音で読むと、こちらも触発されます。宿題のほか、「静夜思」を…

また、上海

前回、竹内実のことを書くために本棚を探していたら、ついでに見つかったのが「上海「であった。上海 (1942年) (岩波新書)作者: 殿木圭一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1942メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 岩波新書の、…

竹内実

中国という世界―人・風土・近代 (岩波新書)作者: 竹内実出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/02/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (15件) を見る 上記の本を読んだ。大分前に同じ著者の「コオロギと革命の中国」(PHP新…

中国語教室 李白

昨晩の中国語教室は、唐時代の詩人李白の詩の勉強であった。詩は「望盧山瀑布(其二)」(盧山の瀑布を望む 其の二)であった。今回は、先生の発音について読むだけであった。宿題は文字にピンイン(併音)をふって正確に読むこと。 李白は701年の生まれで、…

仕事ができる人

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)作者: 山本ケイイチ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/05/30メディア: 新書購入: 33人 クリック: 497回この商品を含むブログ (206件) を見る 表題の本を読んだ。私は仕事をしていないので該当しないか…

ついでに芥川龍之介

上海に関連した本を読んだので、芥川龍之介も読むことにした。上海游記・江南游記 (講談社文芸文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/10/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る 戦前・戦中・戦後…

ミッシェルの口紅

ミッシェルの口紅 (1983年) (中公文庫)作者: 林京子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1983/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 「上海」に引き続き「ミッシェルの口紅」を読んだ。前著は戦後訪れた上海の様子を少女時代の暮らしと重ね合…

上海

[rakuten:book:10944163:detail] 以前紹介した、丸山昇の「上海物語」(講談社学術文庫)のなかの「戦争のなかの日常 少女の目で見た上海」で林京子の小説「ミッシェルの口紅」について書かれていた。そこで、彼女の本を読むことにした。残念ながらもうあま…

戦争童話集

いろいろと小説は読んでいるが、野坂昭如の本は初めてである。アニメになった「火垂るの墓」はテレビでは何回も放映されているので見たことがある。この戦争童話集も同じ系列のものである。戦争童話集は1975年7月に中央公論社から出された。1980年に文庫化さ…

加藤周一2

未読だった「日本人とは何か」を読んだ。日本人とは何か (講談社学術文庫)作者: 加藤周一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1976/07/08メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 21回この商品を含むブログ (14件) を見る 本書には、彼の日本人論が展開されている。書…

加藤周一

加藤周一は、昨年12月5日に89歳で亡くなった。今、全国的な広がりを見せている「9条の会」の呼びかけ人の1人であった。私の住む町でも「あわ9条の会」が作られ、毎月1回は何らかの行動を行い、憲法九条を守り、生かしていく活動を行っている。 彼が亡くなっ…

漢字道楽

以前、同じ著者の「漢字三昧」を読んで面白かったので、「漢字道楽」も購入した。漢字三昧 (光文社新書)作者: 阿辻哲次出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/05/16メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る漢字道楽 (講談社学術文庫)作者: 阿辻哲次…