剣山クリーンハイク

 7日(日)に、山の会のW石会長と「剣山クリーンハイク」に参加した。今回で35回目になるこの行事は、徳島県の各登山団体が協力して、清掃活動を続けている。
 快晴で、少し風もあり、気持ちの良い登山であった。見ノ越の駐車場は、マイクロバスを仕立てて参加したグループもあり車で一杯だった。半分近くは県外ナンバーで、高速道路1,000円の効果だろうか。あまり、地球環境によいとは思えないが。
 見ノ越から、マイクロバスで参加したグループの後からついてゴミ拾いをした。クリーンハイクを始めた頃は、100キロもあったゴミは、最近では30〜40キロぐらいだと、W石氏は言う。それでも、谷の傍らには空き缶やビンが見つかる。スーパーの買い物袋にいっぱいになった。リフトの終点の西島からは彼らとは離れて、次郎笈(じろうぎゅう 1,929m)に向った。西島から少し行ったところで、W石氏が大きな鉄の塊を拾い上げてきた。どうやらリフトで使ったベアリングらしい。直径30センチ厚さ12センチぐらいある。重いので、帰りに回収することにした。登山道の補修をしていた70歳過ぎの人は、近頃は鹿の食害で花がやられていると言っていた。そういえば、登山道のあちこちに谷に向って鹿の足跡が見られた。
 快晴だったので三嶺次郎笈などの山々がくっきりと見えた。山の姿が美しい次郎笈を見ながら登るのは楽しいものである。帰りに、親子5人連れに出会った。一番小さい男の子は4歳だと言う。こちらはハアハアしながら登るのに、彼はとっとと登っていく。感心させられた。
 西島付近で最前の鉄の塊を回収してW石氏がザックに入れた(私にはそんな体力がない)。はじめ10キロぐらいかなと言っていたW石氏は意外な重さに戸惑ったようだ。滑らないように慎重に歩を進めていた。ようやく見ノ越に着き、クリーンハイクの主催者が用意した体重計に鉄の塊を置いてみると、22.5キロもあった。苦労するはずである。
 家を6時半に出て、帰宅したのは午後2時半であった。W石会長、ご苦労様でした。