来年は寅年

 先週の土曜日は守大助さんを支援する徳島の会」の役員会があったので参加した。当面の取り組みと、毎週役員が交代で守大助さんに手紙を出しているが、その順番の確認等をした。
 会議が終わって少し時間があったので、紀伊国屋書店に行ったが特に気になる本はなかった。階下のそごう6階で「第17回江戸老舗職人展」が開かれていた。食品のほかに和服・江戸小物・竹細工・鼈甲細工・革細工などの店が出店していた。昨年も、この時期に開いていたので高虎という店で「風神・雷神」のてぬぐいを購入した。今、玄関横に飾っている。今回は浅草の「江戸屋」と日本橋の「竺仙」で来年の干支の寅の手拭を購入した。

 今日は、役員会の時に頼まれた、初めての徳島での裁判員裁判の傍聴券を入手するための行列に加わった。関心が高いのか、マスコミ各社が午後から始まる裁判の報道の準備を進めていた。NHKと四国放送が私に裁判についての考えを聞いてきたので話をした。足利事件では誤審によって被告が多大な苦痛と損害を受けたが、そういうことに裁判員が加担させられることのないようにしてもらいたいと思う。
 傍聴希望者は500人近くおり、残念ながら抽選に外れた。傍聴希望者は、報道各社などが傍聴券を入手するためのアルバイトが過半数ではなかったか。これでは、裁判員制度がどんなものか知りたい人の権利が奪われてしまう。
 裁判所前では、全労連自由法曹団・国民救援会が合同で作成したチラシ「裁判員になるかもしれないあなたへ」が配られていた。
 チラシでは「公正な裁判を実現するために」5つの提案をしていた。
 ①裁判員守秘義務の緩和を
 ②取調べの全過程の可視化を
 ③検察官手持ち証拠の全面開示を
 ④弁護側の証拠制限規定などの廃止を
 ⑤開示証拠の目的外使用禁止規定の廃止を
 さらに、問題点として
 ○死刑判決を含め裁判員と裁判官の多数決できめることの問題
 ○有給の裁判員休暇制度や保育体制など、裁判員として参加するための条件整備