石立山

 昨日は、健生山の会のW石会長と石立山(1,707m)に行った。徳島と高知の県境にあるこの山は国道195号線の四ツ足トンネルの入口そばから上る。今回は、連れ合いは数日前に11番札所藤井寺から長戸庵の往復の際、滑って太ももをしたたかに打ってしまい、不参加。
 6時に我が家を出て、目的地に向ったが大変だった。登山口まで2時間半の予定が、大幅に時間がかかってしまった。
 鴨島から12番札所焼山寺に抜ける梨の峠を越えたまではよかったが、神山に降りるまでにちょっと道を間違えた。ようよう193号線に出て土須峠を越えて、剣山スーパー林道に入った。これが大誤算。スーパー林道(この間の距離約65キロ)を抜けるのに3時間もかかってしまったのだ。その挙句、山の家奥槍戸に着くと車ががたがたする。降りてみるとタイヤがバーストしている。がたがた道を走っていたので気がつかなかったのだが、数キロ前でこぶし大の石を踏みつけた時に、音がしたのでそのときにタイヤが破損したようだ。それからは慎重に運転して、なんとか登山口に着いたのが10時50分。予定を3時間以上もオーバーしてしまった。
 気を取り直して、曇り空を見上げながら登山を開始した。とにかくきつい登りであった。今回は頂上は諦めて1時まで歩けるところまでと方針変更した。頂上まで半分ちょっとの鞍部に着いたのが12時10分。登山歴20数年で私より10歳若いW石会長に対し、登山歴4年目で63歳の私は、ゆっくり歩く会長の後をついてゆくのがやっと。12半過ぎからは雨も降り出し、岩の多い山は滑って危険だということで、廃屋となった避難小屋の少し前(頂上まであと1時間ぐらい)で撤退することとなった。昼食を慌てて口にかき込み、下り始めたのが午後1時であった。雨は次第にきつくなってきたが、それでも土砂振りにならなくて良かった。山道を滑りながら、疲労困憊した足を引きずりながら登山口にたどり着いたのが2時25分であった。
 帰りは堂々と国道を走ることにした。195号線・193号線を走り新童学トンネルから帰ってきたのだが、所要時間は2時間45分であった。徳島周りで帰ったとしてもそのくらいの時間がかかっただろう。次回のリベンジの時には剣山スーパー林道はやめることにした。それでも、この間一人で運転したW石会長の体力には感心する。