古文の読解

 一昨日は、核兵器の廃止をもとめ、毎年おこなわれている平和行進に参加した。今年の平和行進の四国コースは、高知から始まり徳島を経て、香川・愛媛に引き継がれる。あわ9条の会の会員として参加し、阿波市を訪問した。副市長・総務部長・議会事務局長らと懇談し、要望を聞いていただいた。今年も、市庁舎で原爆パネルの掲示を、市の主催として8月1日から15日までおこなうことになった。懇談後、阿波市内を1時間若行進し、核兵器廃絶を訴えた。
 

古文の読解 (ちくま学芸文庫)

古文の読解 (ちくま学芸文庫)

 本書は、1962年に旺文社から出版され、1981年に改訂されているものを文庫化したものである。学習参考書を文庫化したのだが、それだけ多くの読者があり、内容も優れたものだということか。
 著者の小西甚一は、アメリカの大学にも客員教授として招かれ、その経験が本書の内容にも反映している。高校生の入試用の参考書として書かれているのだが、面白い。入試対策だけでなく、古文理解の基礎をきちんと押さえて解説してくれているところがうれしい。
 高校時代、古文・文法は大の苦手でさっぱりわからなかった。大学は国文科に入学したのだが、合格したのが不思議と言っていいだろう。当時は、どんな参考書で勉強したのか、今ではとても思い出せない。高校の時にはもうこの本は出版(入学後すぐ)されていたので、これで勉強していたら少しはましになっていただろう。