きょうされん 署名

 4日に、きょうされん徳島支部主催で徳島駅前で国会請願署名の取り組みがあったので私も参加した。毎年、この時期にしている。例年と違い、暖かい日差しの中での署名活動であったので楽であった。参加者は16名。署名の内容を伝えるプラカードを首からかけて、署名と募金のお願いをした。10時半から12時までの間に131筆が集まった。
 障害者自立支援法ができてから、障害者の生活はますます苦しくなってきた。一番の問題は応益負担である。障害者の所得によって利用料を負担させるのではなく、サービスを利用した量に応じて負担が増える今の仕組みは、障害者の自立をかえって妨げるものになっている。
 応益負担は憲法違反であるとして、全国の利用者71名が原告になって提訴された「障害者自立支援法訴訟」は、今年1月に国が「反省」の意を表明することで、訴訟団との間で和解が成立した。また、国は2013年8月までに障害者自立支援法の廃止を確約した。ところが、今国会では、「改正」の名のもとに応益負担が存続される案が、当事者である障害者の意見を全く聞かず、民主党自民党公明党みんなの党の賛成で可決成立された。障害者自立支援法の廃止と新しい法律づくりという国との約束が全く無視されたのである。障害者自立支援法の改正・手直しではなく障害者権利条約に沿った新法づくりが求められている。
 夜は、阿波観光ホテルで「徳島県母親運動50周年」の記念レセプションがあったので参加した。70人を超える人が集まり、長く続いてきた徳島県の母親運動歴史を感じさせられて集会であった。詳細は「マサ子通信」を参照。