江戸は夢か
昨日、札幌地裁でB型肝炎訴訟の和解協議があったが、基本合意に至らなかった。再度、24日に和解協議が行われることになった。菅内閣の行く末が見えている中で、早急な和解と首相の真摯な謝罪が求められているが、長引いては困る。しっかりしてほしいぞ、民主党政権。
- 作者: 水谷三公
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/02/11
- メディア: 文庫
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イギリスと江戸の同時代を比較しているところが、今まで読んだ江戸関係の本とは違った趣を与えてくれる。江戸の武士は土地の所有を一部を除いて認められてはいなかったと語っているが、果たしてそうなのだろうか。一揆でも比較的頻繁に行われていて、それも命をかけたものでなかった、交渉を前提の駆引き的な一揆が多かったと言うが、私たちが習った、歴史とはだいぶ違う。この本を読んでいくと、時代の変化にはどういう原因・きっかけがあったのか、戸惑ってしまうのが本音である。住居の移動も比較的自由であり、それほど生れた土地に縛られてはいなかったというのだが、これも疑問である。しかし、違った視点から描かれる江戸は、不可思議で魅力的な時代ではある。
上の写真は、宮内フサ(1985年102歳で死去)作品 飾り馬 92歳
俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○明けの鴉と 鶏や憎い 可愛男の 目を覚ます
○末は遂げぬと 初手から知れど それに惚れたが わしが科(とが)
○若しも道中で 雨降るならば わしが涙と 思はんせ