台風12号の後かたづけ

 今回の台風12号、各地に多大な被害をもたらした。徳島は、1日の木曜日から天気が崩れ、4日の日曜日まで雨が降り続いた。当初の天気予報では2日の午前3時ごろに高知に上陸と言っていた。2日の夜になって我が家でも雨風が強くなり、戸締りをきちんとして寝た。1時半ごろに大きな風の音と立てつけの悪い我が家がガタン・ガタンとするので目が覚めた。6時前に起きたのだが、風と雨がすこしおさまっていたので、台風はもう通り過ぎたのかと思っていたのだが、朝のニュースを見るとまだ高知に上陸していないという。大変遅い進み具合で驚いた。昨日は、朝から庭の方付けをした。木の枝が折れてあちこちに散らばっていた。

 黄色い花を真っ盛りに咲かせていたアルプスの乙女は、7月の台風と今回の台風で根元からやられて、折れかかっていた。再起不能と判断し切って処分することにした。ついでに、スダチの木も徒長枝がだいぶあったので刈りこんだ。
 今朝は、大麻山に久し振りに登った。いつもどおりに連れ合いはゆっくりと後から登ってくる。路傍には長雨でキノコがたくさん生えていた。大きなものは20センチ余りもあった。登山口の左の登り道にはスズメバチ注意の張り紙があり、縄で通行止めをしている所もあり、いつものみちをおっかなびっくり登って行った。汗をいっぱいかいて着いた頂上は気温20度であった。



 上の写真は、宮内フサ(1985年102歳で死去)作品の版画


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 ○忍ぶ細道に 松と胡桃は植ゑまい 待つ夜にその身が 来る身でもなし
 ○松の根元へ 胡桃を植えて 待つよりくるみは 辛いもの
 ○来るか来るかと 川下見れば 伊吹艾(もぐさ)の 影ばかり