宮城・石巻支援の集い―東南海地震に備えて―

 昨日(3月17日)は徳島県勤労者山岳連盟(労山)主催の「宮城・石巻支援の集い」が徳島ふれあい健康館で開かれたので参加した。会場には150人余りが参加して盛況であった。
 全国の労山の仲間たちが支援活動を行っていて、徳島からも「徳島山と友の会」が支援行動に参加し、その縁で今回の会の開催となったようだ。
 石巻勤労者山岳連盟前会長の岡良一さんが基調報告「宮城・石巻の被災状況と現状報告」を行い、会員の石森康一郎さんと中里竹子さんが自身の震災体験を話した。また、伊藤春夫さんがDVD出演。
 津波が押し寄せ、またたく間に多くのものが押し流されるDVDを見ると、津波の怖さが思い知らされる。
 岡さんは、最近発表された徳島県の「明日、起こるかもしれない!南海トラフと巨大地震」も示しながら、実際石巻で起こった津波の被害がどこまでなるかも説明をし、全く他人事でない恐怖を感じた。東北では、今までに何度も多くの地震津波に出会っているので、慣れがあって被害の重大化をもたらした面もあると言っていた。
 きちんとした地震対策を各自治体・自治会で作って、個人でも日頃の緊急対策を決めておくことが大切と感じた。
 中里さんは一旦避難場所に行ったが、その後荷物を取りに家に戻って死ぬ目にあったこと、お姉さんはやはり戻って結局は命を落としたことを話し、とにかく逃げることの大事さを強調された。
 山登りをしている人達は、日頃から緊急装備や非常食の常備を行っている人が多いが、その経験が多くの人の命を救うのに役立ったとDVD出演の伊藤さんは語っていた。
 最後には労山の有志30名余りが、忙しい合間に時間を作って練習した「花は咲く」を合唱してくれた。



 3月16日(土)は連れ合いが長らく執行委員長をしていた「出版労連新学社労働組合感謝の会」がグランドパレス徳島で開かれたので参加した。参加者は30名ほど。私も短い期間(大学を卒業したばかりの4年半)この組合に在籍していた。県外からの参加者は主に出版労連の教材共闘の仲間たちで、東京や大阪などから40年も前に知り合った人も来て、旧交を温めた。全く、同窓会でした。少し、飲みすぎました。




我が家の絵馬 徳島・熊谷寺 2008年9月29日購入




俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○来いよ来いよと 待つ夜は来いで 待たぬ夜さ来て 門に立つ
○煙草一葉(ひとは)が 千両ショと儘よ 様の寝煙草 絶やしやせぬ
○絲(いと)を取るなら 斑(むら)無く細く 可愛い男の 夏羽織