高知県議会、健康政策部健康対策課訪問、「日米同盟」を読む

 今朝、家の前に見える山を見たら、なんと薄っすらと雪が積もっていた。どおりで寒かったはずである。 
 昨日は、高知県議会の自民党を訪問した。これは、今全国で取り組んでいる、「肝がん肝硬変の医療費助成、身体障害者手帳の基準緩和」を国に求める意見書を各地方議会にお願いしている一貫である。四国の県議会では、高知県議会がまだ請願ができていなかった。
 参加したのは、高知の原告さん4名、広島の弁護士2名と、大阪の中島弁護士と私であった。応対してくれたのは、自民党の森田英二・西内隆純・加藤漠の三議員であった。11時半から1時間近く話しをした。総選挙が始まり、忙しいときに対応してくれて感謝している。厚労省の肝炎対策の状況や、B型肝炎訴訟などについて私達の意見を話した。また、高知から参加した原告たちは、自分の病状や生活状況などを話して、理解を求めた。会派内で論議してくれることになった。前向きの感触を得ることができた。
 また、森田県議には健康対策課に連絡をしてもらい、全く急ではあるが話しをすることになった。高知県の肝炎対策は独立した肝炎対策としてあるではなく、「日本一の健康長寿県構想」のがん予防対策の一環として盛り込まれていた。したがってあまり詳しくなく、一寸残念に思った。また、各県にある肝炎対策協議会が設置されておらず、肝炎部会として論議されていた。そこには患者委員が入っておらず、肝炎対策の主人公である肝炎患者の意見が反映されていない難点があった。県の担当者は患者委員の参加には前向きなのだが、この点でも改善が求められると思った。高知県は肝がんでの死亡率は全国平均を上回っている。高知の原告さんの一人は肝がんで何度も手術をしており、これまでにかかった医療費の自己負担は、1,000万円を超えていると語っていたが、お金の切れ目が命の切れ目にならないよう、国の誠実な対応を求めたい。
 
 その後、高知県労連事務所を訪問して、田口議長と雑談をした。彼は私が医労連労働組合運動をしていたときに、高知県医労連の専従で書記長をしていた。たまには高知県労連のブログを覗くことがあるが、久しぶりに会うことができ良かった。

 高知には、土成から高速バスで行ったのだが、高知駅は全く私から見ると風情の一かけらもない駅になっている。2008年に新装された駅舎は「くじらドーム」と称されているようだ。表玄関になる南口には、坂本龍馬武市半平太中岡慎太郎の巨大な像が設置されている。大きな台座の上に、5.3mもある像が置かれているのだが、これも全く風情が無い。道行く人を、見下ろしている感じがするのである。ネットで調べてみたら、この像は発泡スチロールで作られ、特殊ウレタン加工されているとのことであった。一体が400kgあるというが、台風の時は危険なので取り外すらしい。大きければ良いと言うものではない。人気はあるらしく、写真を撮る人も多そうだが、ずっと取り外しておいたほうが、駅前の景観がすっきりする。

 駅の中の売店で、手拭を2本購入した。


 本の帯には「非核三原則は余計だった、と佐藤栄作は言った」と大書していた。まさに、佐藤栄作ノーベル平和賞を与えたことは余計だった、と言えるだろう。ノーベル平和賞の価値を汚すものだと、佐藤が受賞したときに私は思ったことを思い出した。広島・長崎・ビキニ・福島と何度も日本は核の被害に遭っている。それでも懲りずに安倍内閣は、原発の再稼動を進めてきている。核による利益共同体の「利益」は私たちにとっては多大な損失となると認識させらた。


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○今朝の遅刻に理由があって 子には子なりの面構え
○たてた戸障子けさまだあかず のぞくあさひにこぼれ紅
○酒に酔うまで男と女 トラになるころめすとおず


B型肝炎訴訟をお考えの方は、全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!http://bkan.jp/