守大助の会と「手ぬぐい額」
一昨日(19日)の日曜日は、無実の守大助さんを支援する徳島の会の役員会があったので、参加した。恒例の徳島駅前での宣伝・署名活動も行った。参加者の一部は、この前に行われた戦争法案に反対する宣伝にも参加していた。暑い中の2連チャンご苦労様でした。45分ほど行ったが、10名参加・署名20筆・チラシ200枚配布であった。この頃の日曜日は、若い人を含めて皆さん郊外の大型の店にショッピングに行くので、徳島駅前は人通りが少ない。
その後は、事務所に戻って役員会。これまでの活動の到達の報告があった。会員数は495名(目標500名)、仙台高裁宛署名1,590筆であった。団体まわりや徳島県母親大会の参加などで成果があった。
当面の活動として、神戸で行われる(8月1日〜2日)第61回日本母親大会の参加確認(会からは、有川・川上・佐藤・森田・滝浦・鎌田)をし、会場での署名・チラシ配布を決めた。8月29日〜30日には岡山市で、守大助の中四ブロック会議が開かれることになり、この参加確認を行った。今回の会議での講演の講師は池田正行先生(元長崎大学医学部教授、高松少年鑑別所 法務技官・矯正医官)。以前、徳島に来てくれて話を聞いたが、論旨明快である。各地に出かけて、守くんの事件が全くのえん罪であることを話してくれている。
昨日は、台風で被害にあった庭の後片付けをした。やり始めるときりがないので、大体の所で終了した。
写真は、わが家の手ぬぐい額の追加。最初の額には、中国・唐時代の詩人:于武陵の有名な詩「勧酒」が書かれている。
せっかくだから紹介しよう。
勧酒
勧 君 金 屈 卮
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離
酒を勧む
君に勧む金屈卮(きんくつし)
満酌、辞するを須(もち)いず
花発(ひら)けば風雨多し
人生、別離足る酒を勧む
さぁ、この金の杯を勧めよう
杯になみなみと注がれた酒を遠慮する必要はない
花が咲くころには雨風が多くなる
(※楽しみにしていた花は、咲いたらすぐ散ってしまう)
人の世も同じように、楽しみの後には別れがあるものだ
小説家の井伏鱒二が「厄除け詩集」(講談社文芸文庫)に独自の訳詞を載せている。
井伏鱒二の口語訳
コノサカズキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
金屈卮(きんくつし) は、金杯なのだがなかなか分からない。
「心象紀行/漢詩の情景」の第2巻「人生の哀歌」(松浦友久編・解説、植木久行著、東方書店、1990年10月刊)に写真が掲載されていたので紹介する。これに入れる酒はどんなものだろうか。当時だからどぶろくかぶどう酒か。何冊か調べてみたが、酒の種類が書かれたものは、私の手元にはない。
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どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店)
◯やきとり屋台の串ごまかす気 そっと落として靴で踏む
◯背すじのばしてきちんと帯を しめた姑に嫁つかれ
◯叱った親でもずるして朝寝 大さむ小さむにかぶる夜具