上海大学短期語学留学⑬ 大麻山

 久しぶりに連れ合いと大麻山に登ってきた。今年、3回目である。ゆっくり歩いた。少し風が強かったが、暖かかった。

 上海大学短期語学留学 ⑬ 蘇州旅行
 2月25日(土)
 8時26分発の蘇州行きの高速鉄道、一等車に乗った。朝早く起きて、1時間半ほど前に上海駅についた。駅構内に入ると次第に思い出してきた。広い待合室には沢山の人が待っていた。出発15分前くらいでないと待合室のドアが開かないので、開いたらすぐにホーム(距離が大分あるため、身体の不自由な人は大変だ)に下りなければならない。9時15分には蘇州駅に着いた。以前行った時には今の蘇州駅は建設中であった。時間を節約して効率よく回るために、タクシーを利用することにした。先ずは蘇州園林博物館。パンフレットには、中国でも貴重な文化遺産が展示されていて、歴史的にも数量でも芸術的素晴らしさでも世界に誇れるものだと紹介されていた。1992年にでき拙政園と隣接している。紹介の通り素晴らしい展示で、私たちの場合はO山女史が日本史の教師や博物館の館員をしていて、中国の考古学にも詳しいため解説をしてくれる。なおさら理解が深まるというものであった。ここで12時になったので軽い食事をとった。
 拙政園を見て、次に回ったのが虎丘。タクシーの運転手は挨拶程度の日本語を話す。それだけ日本人客が多いということか。虎丘で見たいのは雲岩寺塔。1,000年あまりの歴史がある。高さは47.7mあり、3度59分傾いている。塔までは乗り合いの小さなバス(20元)で登った。帰りはあたりの景色を楽しみながら下った。
 次に目指したのが山塘街で、せっかくだから船(55元)でゆっくり行くことにした。廻りの家々は庶民の暮らしがよく分かるものであった。川で洗濯をしている人もいる。山塘街の観光客で賑わっている街をぶらついた。

 山塘街でお面とおもちゃを買った。この後、近いので留園まで歩くことにした。それがなかなかたどり着かない。H旗女史が得意の中国語を駆使して、何人もの中国人に「请问」と問いかけた。この場面以外でも、彼女は「请问」を連発して、私たちを正しい方向に導いてくれた。そこで、「请问女史」というあだ名を彼女に謹呈した。(綽号chuohao)大感謝である。
寒山寺では張継の詩「楓橋夜泊」がいたるところで見られた。
 張継は、753年(天宝12年)に進士に合格、安史の乱にさいして江南に逃れ、越州浙江省紹興市)・杭州浙江省杭州市)・潤州(江蘇省鎮江市)・蘇州(江蘇省蘇州市)などを歴遊する。

  楓橋夜泊 張継
月落烏啼霜滿天
江楓漁火對愁眠
姑蘇城外寒山
夜半鐘聲到客船

  楓橋夜泊 張継
月落ち烏啼きて霜天に満つ、
江楓の漁火愁眠に対す。
姑蘇城外の寒山寺、
夜半の鐘声客船に到る。

 この後、盤門に立ち寄り蘇州駅に戻った。18時36分発の汽車に乗り、帰途についた。ホテルに戻ったのは9時過ぎであった。疲労困憊でも楽しい旅であった。
この日の歩数は23,500歩。

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