第58回徳島県母親大会で、守大助支援の訴え

 昨日(7月8日)は、徳島市のとくぎんトモニプラザで県母親大会があったので、近所の人を乗せて会場に向かった。幸いにも連日の大雨が小雨だったので、助かった。参加者は385人であった。
 午前中は7分科会に分かれて、話し合い。私は第5分科会「憲法9条を守ろう」に参加した。最初に9条の会徳島の事務局長「弁護士)の上地大三郎さんがパワーポイントを使って40分ほどの説明があった。レジメも用意されていて9条の大事さの理解が進んだ。①「安倍9条改憲」とは、②憲法9条の意義について、③「安倍9条改憲を」をどう考えるか、④「安倍9条改憲」阻止するには、が話された。
 武力で「平和」は作れないと話され、その理由として、①日本は資源がない、②食糧も自給できない、③原発も多い、④国土も狭く人口も密集、している中で、武力で守ることは大変危険だと強調された。お互いを知り合うこと、考えの違い感情の違いを乗り越える理性を持つことが大事。外交チャンネルを確保することなどの必要性、などなど、安倍9条改憲の危うさが浮き彫りにされる話であった。
 また、憲法前文第2項「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」の意義が説明された。
 上地弁護士の話の後、各地の9条を守る運動の紹介があった。私も「あわ9条の会」の取り組みについて話をした。



 午後からは全体会。ここのメインは浜矩子さん(同志社大学教授)による講演「ズッバと語る日本の経済 どうなるの?うちらの暮らし」であった。テレビなどでもおなじみの口調で、見事にアベノミクスの反国民性を切り捨てた。話の面白さ、明瞭性、的確性に皆さん納得したようだ。
 全体会で浜さんの講演の前に、各団体が訴えをしたが、私は守大助さんを支援する徳島の会を代表して挨拶を行った。内容は以下の通り。

  守大助さんを支援する徳島の会あいさつ
 大雨が続き、各地で大変な被害が出てきているなか、第58回徳島県母親大会にご参加の皆さんに心からの感謝を申し上げます。そして守大助さんを支援する徳島の会を代表して、皆さんに訴えさせていただきます。
 今日の大会の資料にも守大助さんの無実を証明するチラシが入れられています。今年2月28日に出された仙台高裁の再審請求棄却決定は、全く科学の常識を無視しています。守さん、弁護団から出された池田正行先生達の新証拠に対し「根拠が薄弱で、警察鑑定の信用性を揺るがすものではない」との裁判所の判断は、阿部弁護団長が指摘するように「科学に挑戦する内容と言わざるをえない」ものです。
 徳島では2月24日に第13回総会を開きました。記念講演では布川事件の桜井昌司さんに「獄中生活29年の体験」と題して話をしていただきました。桜井さんはユーモアを交えてその体験を話されましたが、守さんに桜井さんのように29年間もの長い間を獄中で過ごさせる訳にはいきません。29歳で逮捕されて、現在千葉刑務所に入れられている守さんは、もう47歳になりました。貴重で大事な青春を、警察・検察・裁判所の無知・無謀のために奪われてしまっています。
 今、守大助さんは最高裁へ特別抗告を出していますが、必ず徳島の母親の皆さん、全国の母親の皆さんのお力で、守さんを支援する全国の会の仲間と力を合わせ、再審開始を実現させなければいけません。ぜひとも今日の徳島県母親大会にご参加された皆さんには、守大助さんへの力強いご支援をお願いいたします。
 8月25日・26日には高知で第64回日本母親大会が開かれます。この大会の全体会会場に、守大助さんの母親の祐子さんをたたせて、全国の母親に訴えることができるよう、私たち徳島の会は高知の会と準備をしています。今日この会場に集まられた皆さん、守大助さんの無罪を勝ち取るために共に頑張りましょう。

 連れ合いはこの母親大会の実行委員長で、1年近くにわたる準備が、傍で見ていてもわかるが大変だった。来月は日本母親大会が高知で開かれるが、徳島からの参加者300人を集めるのに、まだまだ大変である。

今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第5巻72ページまで読了。
台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
B型肝炎訴訟は全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!
「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
◯寝たらよござる青田の中で 寝たら花咲く実ものりて
◯燕も軒の棲家に帰る 君はなにゆゑ帰らぬぞ
◯見れども見えぬ沖の船 東風(こち)吹く空を閨に待つ
◯小石小川に子が捨ててある 拾うて育てて花が咲く
◯掛けてよいのは衣桁に小袖 かけてたもるな薄なさけ