B型肝炎訴訟大阪地裁期日、松山で守大助学習会,笑点絵はがき

 7月13日(金)は大阪地裁でB型肝炎訴訟裁判があったので、傍聴に行った。今回の参加で、一番嬉しかったのは59人和解したうちの一人に、私と同じ阿波市在住の男性がいたことであった。提訴してだいぶ日にちが過ぎていたので心配していた。早速、お祝いのメールを送った。
 意見陳述は遺族原告の男性と慢性肝炎(1982生)の男性であった。遺族原告の方は、最後にこう語った。「思えばM子はその人生のほとんどをB型肝炎によって苦しめられた人生でした。自分を主張せず、いつも控えめだったM子が最後に言った『悔しい』という言葉こそが、M子の本音だったと思います。そのことを国は知ってください。」
 慢性肝炎の原告は国に対して、「私の場合は持続感染や肝炎発症が最近であったことから、比較的スムーズに訴訟を進めることができたと思います。肝炎発症から時間がたっている人等については、訴訟を進めるのにかなりの時間がかかっていることも弁護士さんから聞きました。しかしB型肝炎に感染しているひとは、皆さん、それぞれ辛い思いをしていることには変わりないので、どうか、少しでも早く訴訟を進めてもらえるように国に対してお願いをします。」
 傍聴を終えて帰る途中で「阪急古書のまち」に立ち寄った。杉本梁江堂で見つけたのが、笑点絵はがきコレクション(2002年12月)と新笑点絵はがきコレクション(2003年11月)であった。出演者の似顔絵が楽しい。歌丸を始め物故者の顔も見られる。


 我が家に着いたのは9時過ぎであった。
 翌日(14日)は愛媛でも守大助の会ができるというので、川上事務局長と松山まで高速バスで行った。3時間あまりかかる。高知からも和田会長が来ていた。20人余のこじんまりとした集会であった。最初に関東連絡会作成の事件に関するDVDを視聴した。見ていると改めて、裁判所・検察・警察のデタラメぶり科学的知見への無理解がわかってくる。川上さんが30分ほど事件のあらましを解説した。看護師の立場から、なぜ裁判所・検察・警察が誤った判断をしたかを話してくれた。彼女にとってこの事件は、同じ年の息子をもち、同じ看護師の仕事をしている娘を持つ身にとって、人ごとではないのである。和田さんと私もそれぞれの会の取組を少し話した。結成総会と思っていたが準備会だということだったので、11月に岡山で行われる守大助の中四国交流会までに結成して欲しいと伝えた。
 我が家に着いたのが10時。2日連続高速バスに乗って県外に行ったので疲れました。松山に行くバスの中で読んだのは、これまた杉本梁江堂で購入した「戦中気侭画帳」(武井武雄 1973年筑摩書房)、あとで中身は紹介する。

今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第5巻113ページまで読了。
台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
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「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
◯思い切らしゃれもう泣かしゃんな 様の恋路は薄ござる
◯曇らば曇れ箱根山 晴れたとて お江戸が見ゆるでもなし
◯勤めしょうとも子守はいやよ お主にゃ叱られ子にゃせがまれて 間(あひ)に無き名を立てられる
◯顔を汚すは白粉か 生まれながらの山桜
◯萱(かや)も刈りたし麦刈り取りて 羽織仕立てて親も子も