てぬぐい手帳

 我が家には手ぬぐいが100本余りあり、そのうち何本かは季節ごとに手ぬぐい額縁に入れて飾っている。
 「てぬぐい手帳」は京都の永楽屋・RAAKのてぬぐいを紹介している。昭和初期のものから現在のものまで、見ているとなかなか楽しい。

てぬぐい手帳―京都・永楽屋、RAAKの心得

てぬぐい手帳―京都・永楽屋、RAAKの心得

 京都らしいデザインがいっぱいである。以前、PIE BOOKSから出されていた「京てぬぐい」は、永楽屋の5000点ものコレクションの中から、明治から昭和にかけて製作されていたものを紹介していた。
京てぬぐい―永楽屋コレクション (Art)

京てぬぐい―永楽屋コレクション (Art)

 こちらの本は、戦争をテーマにしたものもあって、歴史の一部を垣間見ることができる、すぐれものの本であった。紹介されているものの中の「のび猫」を今は壁にかけている。
 季節ごとに変えて飾ると、家のなかの雰囲気も違ってくる。てぬぐいの豆知識も紹介している。「贈り物・てぬぐいの歴史と使い方・ふだん使い・てぬぐいの作り方」などである。
 私の場合は、登山するときに汗拭きに使うことが多いが、木綿の肌触りが身体によい。また、すぐに乾くので重宝している。