百鬼夜行絵巻の謎

 金曜日の夜、風呂に入ろうとしたが水が冷たい。外に出てボイラーを見るとエラーメッセージが出ている。風呂に入れずじまいであった。修理を依頼したがすぐに直るか心配であった。直らないと近くにある「御所の郷」まで入りにかなければならない。土曜日は「きょうされん」四国ブロックの会議に朝から出かけたので、帰ってきて直っていたので一安心。しかし、出費は3万円。これは痛い。
 

<ヴィジュアル版> 百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書)

<ヴィジュアル版> 百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書)

 本書は国際日本文化研究所が入手した「百鬼ノ図」の研究から、従来の百鬼夜行絵巻について、新たな解明を行ったものである。国内外から所蔵元がわかっている百鬼夜行絵巻伝本の画像データーを限りなく収集(60余)して、比較検討している。コンパクトな新書版であるが、いくつかの絵巻の全体を紹介している。鮮やかな色彩の中に、妖怪が生き生きと動いている。
 妖怪については、水木しげる宮崎駿荒俣宏京極夏彦などなど、いろんな人が取上げている。日本人は妖怪がすきなのだろうか。
 以前、鳥山石燕の「画図百鬼夜行全集」を紹介したが、この本は一ページずつ妖怪を描いて簡単な説明を加えており、絵の間に関連性がないのだが、絵巻の場合は物語性があり、中世・近世の時代の妖怪の有様を空想させてくれる。