山なみウォークラリー

 毎年3月末に、鴨島駅から眉山までの30キロメートルを歩く行事がある。毎回、400〜500人が参加するそうで、昨年私もリーダーのW石氏と参加した。今年も参加しようと思って、昨日は訓練のため、四国88ヶ所霊場の11番藤井寺から12番の焼山寺までの往復25キロメートルに挑戦した。
 まだ薄暗い7時に藤井寺を出発し、長戸庵に着いたのが8時7分、少しトイレ休憩をして中間地点の柳水庵に着いたのが9時、焼山寺までのなかで一番高い一本杉(750m)に着いたのが9時45分であった。休憩していると、後から60歳代の人が二人登ってきた。
 一人は宮城県の塩釜から来たという。若いときから登山をしているとの事で、13キロものザックを背負っている。歩き遍路の人は、大体このくらいの荷物を担いで70日前後を歩く。たいしたものである。私といえば6キロぐらいの荷物でハーハー言いながら登るのだから、えらい違いである。もう一人にはもっと驚いた。走って来たという。一本杉まで1時間半しかかかっていない。多分、焼山寺までは2時間20分しかかからないのだろう。彼は8時20分に藤井寺を出発したといっていたが、一本杉から焼山寺への最後のきつい道を登っているところで、もう戻ってくるのに出会った。焼山寺に着いたのは11時7分であった。
 30分ほど休憩して11時35分に帰路に着いたが、藤井寺に戻ったのは3時であった。
 往復の間に出会った歩き遍路は10人であったが、その内若者は3人であった。こんな時期歩いているのは冬休みの大学生か、仕事のない若者か。
 昨年のウォークラリーはさんざんであった。途中まで順調に歩いていたのだが、鮎喰川まで下りてきた時に道を間違えてコースアウト。強い雨の中をとぼとぼ歩いて、鮎喰の橋まで知人に迎えに来てもらった。体が芯から冷えてしまった。今年はそういうことはないだろう。