強力伝

 次女が長男を出産したので、妻が1月8日から手伝いに行っていた。その妻を迎えに車で長野県駒ヶ根市まで23日から26日まで行っていた。肩片道500kmを一人で運転するのは疲れる。
 楓君と名の付いた子供は元気であった。25日には千畳敷までロープウエイで行ったが、詳細はマサ子通信をご覧下さい。
 時間があったので、娘婿の本を読んだ。彼は根っからの山男なので、山に関する本が沢山ある。その中の一冊、新田次郎の「強力伝」は直木賞の受賞作品である。
 

強力伝・孤島 (新潮文庫)

強力伝・孤島 (新潮文庫)

 強力とは、山などで荷物を担ぎ上げる人の事を言う。本書に出てくる強力の小宮正作という富士随一の定評のある人物が、白馬岳の頂上に据える風景指示盤用の50貫(187キロ)もある石を背負い上げるという凄絶な物語であった。
 我が家にある新田次郎の本は「孤高の人」「蒼氷・神々の岩壁」であるが、積読である。
 娘の家の近くに、小学校からの友人の家がある。今は、東京に戻っているので空き家になっている。散歩のついでに寄ってみた。年に数回しか様子見に来ていないので、庭もだいぶ荒れていた。娘の家からゆっくり歩いて30分ほどかかった。