薬害肝炎訴訟

 土曜日(2月28日)は徳島肝炎の会の事務局長の佐々木灰燼から指令が出て、表題の説明会のお手伝いに参加した。肝炎患者は350万人、その内C型肝炎患者は250万人いるとされている。
 この日は、薬害肝炎訴訟大阪弁護団と徳島肝炎の会の共催という形で、薬害肝炎の訴訟の説明会が行われたのである。当日は、大阪から弁護士が5名、愛媛から実名を出して肝炎訴訟を闘った加地さんが来ていた。弁護士から肝炎訴訟の経過と意義が話された。この訴訟は、訴訟を行っている患者を救済する事だけではなく、薬害であるということを立証するカルテなど具体的な物がなくて、訴訟を出来ない人の救済、広く肝炎患者の救済に向けた取組みである事が話された。裁判が始まる当初の国の肝炎対策予算が10億円だったのが、裁判が進むにつれて50億円になり徐々に増えていることが話された。しかし、350万人いる肝炎患者のほとんどが、国の医療政策のミス、製薬企業の利益本位の体質の犠牲者である。しかし、被害を受けている患者は、自分の健康だけでなく生活までも脅かされている上に、いろんな差別を受けている。実名でなかなか裁判を闘えないのはこれによる。加地さんの当事者としての話、佐々木灰燼の徳島肝炎の会の活動の話などの後に、弁護士が参加者に対し、個別の相談を行った。当日は28名の方が詳しく自分の病歴などを話し、裁判が出来るかどうか熱心に弁護士に話を聞いていた。
 昨日は、連合いと四国88ヶ所の12番藤井寺から13番焼山寺までの25キロを往復してきた。一番高いところで750メートルある、山道を歩くので大変くたびれた。往復に10時間要した。詳細は「マサ子通信」を参照。