中国語学習

 中国語の上達のため(忘れるのが早く少しも向上しないが)辞典を買った。今までのは、古書店モウラで買った「簡約現代中国語辞典」(光生館 初版1986年4月 1994年4月 20刷)であった。基本的に学習には支障はないが、24年前の辞典なので最近の新しい言葉は収録されていない。親文字約6,600、語彙約48,000、派生語・関連語を含め約6万語の辞典である。40数年前に学生であったころに使用したのも光生館の辞典であった。当時の辞典は、もっと親文字も少なかったように思う。
 今回購入した辞典は「中日大辭典 第三版」(大修館書店)。今年3月に出版されたが、親文字14,000。
 出版社のホームページには、この辞典の特色を以下のように紹介していた。
本辞典の特色
【1】収録親字数1万4千。親文字には、繁体字旧字体)・異体字を併記。
【2】一般語彙はもちろん、文語・古白話・方言・成語・慣用句、さらに新語まで、幅広く豊富に収録。
【3】語釈は正確で、例文は常用される典型的なものを多数収録。語釈・例文中の多音字には適宜、読み(ピンイン)を示す。
【4】文法説明を豊富に取り入れ、同義語・反義語などを示すと共に、語の硬軟・褒貶などにも十分に配慮。
【5】中国特有の百科項目もふんだんに収録し、それぞれに詳細な解説を施す。

 巻末に、親字・見出し語、例文中からローマ字表記の語を含む約17,000語の「日本語索引」があるのが嬉しい。2,400ページにも及ぶ大冊の辞書である。

 先日紹介した水木しげるの戦記物を読んだ。本の中で水木はこう語っている。
 「戦争は 人間を悪魔にする 戦争をこの地上からなくさないかぎり 地上は天国になりえない・・・」(敗走記)
 「軍隊というものが、そもそも人類にとって病的な存在なのです。」(総員玉砕せよ!)

 今、尖閣諸島のことで日中間に大きな問題が起きているが、ややもすると武力の行使を含め厳しい態度で接しようとする意見もある。尖閣諸島は日本固有の島ではあるが、話し合いでの解決をじっくり求めるのが、日中双方にとって実りのあることだと思う。いたずらに対立をあおる風潮には同意しかねる。