B型肝炎訴訟全国代議員総会と宣伝行動

 B型肝炎訴訟全国代議員総会と宣伝行動が12月23日・24日と東京であったので参加した。今月に入って3度目の東京行きとなった。
 23日は四谷の主婦会館で代議員総会。私は代議員ではないのでオブザーバー参加。全国から原告・遺族・弁護士が90名あまり集まって、この間の国との裁判所を介しての協議の報告がされ、今後の対応を協議した。前日(22日)の札幌地裁での和解協議の報告がされたが、国は私たちを納得させるだけの回答を持って来なかったようで、27日に再度和解協議が持たれることになった。
 総会では原告たちの思いが伝わる発言が各地からされ、私もキャリアとしての和解についての思いを話させてもらった。国はどうしてもキャリアに対する賠償をしたくないこと、死亡者・肝がん発病者を含め、賠償額を少しでも少なくしたいこと、賠償の範囲をどうしてもせばめたいことなどが、弁護士の話の中で明らかになった。会議では和解に対する原告の考えがまとめられ、年内和解を実現するためにも最後まで全力で行動することなどが確認された。
 24日は12時から首相官邸前で宣伝行動を行った。いつ聞いても原告の発言は、一刻も早く解決したいという切実な思いが伝わってくる。この後有楽町駅前での宣伝、国会議員への要請の二組に分かれて行動した。私は、国会議員への要請行動に参加した。要請では、「B型肝炎訴訟、東京行動への激励のお願い」の文書を持って、衆議院参議院厚生労働委員会の理事を中心に回った。多くの議員は地元に帰ったりして不在だったが、秘書にしっかり私たちの考えを伝えた。理事以外にも、仙石官房長官・谷垣自民党総裁渡辺喜美みんなのとう代表らにも要請を行った。5時から再び首相官邸前での宣伝行動があったが、飛行機の時間が迫っているので失礼した。
 要請文の内容は下記のとおり。
 B型肝炎訴訟の年内解決へ向けた、力強いご支援を賜り、いつもお世話になっております。
 12月22日の札幌地裁の和解協議では、裁判所から3度にわたって無症候性キャリアへの救済策を検討するよう求められていたにもかかわらず、国は、何らの回答をも示しませんでした。
 さらに、次回、12月27日16:60に、年内最後の和解期日が指定されました。
 原告団は、政府が、国会でも年内解決を目指すと言い続けているにもかかわらず、言葉に責任を持たない、年内解決の意思がないものと強く抗議しています。
 次回期日に、政府が、キャリアを切り捨てない解決案を提案しない場合には、東京で、座り込みも辞さない抗議行動をとる予定です。
 つきましては、先生におかれましては、是非来場下さり、激励をお願い致します。
 ご多忙の折、大変恐縮ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。
 日時:12月28日 13:30から、解決するまで
 場所:日比谷公園カモメの広場付近(厚生労働省の向い)