最後まで残った空海の道ウォーク

 昨日は、連れ合いと「第17回最後まで残った空海の道ウォーク」に4回目の参加をした。。「最後まで残った空海の道」は、88ヶ所ある四国霊場を周るへんろ道の中で、今から1200年前、弘法大師空海)が歩いたとされる時の自然が現在もそのまま残っている唯一のへんろ道。その道を毎年1回みんなで歩くイベント。コースは二つあって一つは10番切幡寺から11番藤井寺を経て、吉野川市のひまわり農産市までの14.2キロの平地コース。もう一つは11番藤井寺から12番焼山寺を経て鍋岩までの15.6キロの山道コース。
 今回も山道コースを選択した。このコースの参加者は490名ほどで、小学生から70歳代までの元気な人たちばかり。ここでも女性が多く6割がたはいただろうか。思ったより風があって蒸し暑くなくて助かった。8時35分に藤井寺を出発してゴール地点の鍋岩に着いたのが14時15分、15・6キロの所要時間は5時間40分であった。とにかく子どまたちは早いですね。身軽にすいすい私たちを追い越して行く。コース途中の柳水庵・一本杉・焼山寺と到着点の鍋山では地元のボランティアや吉野川市神山町の職員が接待してくれて、気持ちよく歩ける。歩き遍路の人達の飛び入り参加や、県外からも多くの参加者があり、このイベントが多くの人たちに親しまれていることがわかる。

 上の写真は、焼山寺


上の写真は、宮内フサ(1985年102歳で死去)作品 エビ付犬 大は98歳


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
  ○逢はで帰れば 心の暗(やみ)よ 月は冴ゆれど 路見えず
  ○花に置く露 小笹(おささ)の霰 こぼれ易きは 我涙
  ○思ひつづけて 涙の時雨 定めなきこそ 浮世なれ