守大助さんに葉書と「孔子家語」

 9日には、地域の道作りが朝8時からあった。谷自治会の地域周辺の道路清掃である。このごろは道も奇麗になって、あまり掃除するところも無い。地域内にある神社の草取りが主である。とはいえ、我が家の前に30坪ほどの市有地があり、これについては毎年道作りの日の前に私が草取りをしている。早く終わったので遅れて、恒例のわわ9条の会の宣伝行動に参加した。毎月1時間ほど、柿原マルナカ店前の交差点で、幟と横断幕を持って憲法9条を守る運動を続けている。この日の参加者は5名。
 そのあと、障害者の共同作業所が主催する「きのこ祭り」に連れ合いと参加した。例年、地域のボランティアや仲間の作業所が協力して祭りを成功させている。作業所の所長は徳島肝炎の会会員できょうされんの徳島支部長をやっているので、退職を機にきょうされん事務局のお手伝いを少しばかりやっている。
 たくさんの出店が出ていて、各作業所の製品や、食べ物、地域の人の作物、子供に人気のカブトムシの幼虫掘りなどなど、地域も巻き込んだ楽しい祭りである。
 10日は10時から「守大助さんを支援する徳島の会」の役員会。8名が参加した。12時からは徳島駅前で、守さんの無実を訴える宣伝行動を行った。チラシを配ると、若い女性が「えん罪にあったら大変」、中学生が「知っています。頑張って下さい。」などと声を掛けられたと報告があった。昨日は、千葉刑務所で服役中の守さんに、役員会・宣伝行動の報告を兼ねて葉書を書いた。

 「孔子家語」(岩波文庫 1933年第1版 1988年第6版)を読んだ。読むといってもこの本は、漢文の読み下ししか書かれていないので、私にとっては読めなく意味が解らない漢字のオンパレードであった。文庫本の帯には「孔子とその門人の言行録を集録したもの、戦国時代以後に発達した孔子説話の集成であり、『論語』に続く重要な儒教典籍の一つ」と書かれていた。何冊か孔子の伝記を読んだが、そこで書かれているネタの一つがこの本である。
 孔子老子から教えを受けたことも記述されているが、さて私にはその真偽は解らない。孔子家語第三巻「観周第十一」には、孔子老子と会ったのち「老子これを送りて曰く『吾れ聞く富貴なる者は人を送るに財を以てし、仁者は人を送るに言を以てす』と。吾れ富貴なる能はずと雖も、而も仁者の号を竊んで、請ふ、子を送るに言を以てせんか。凡そ当今の士、聡明深察にして死に近づく者は好みて人を譏議する者なり、博弁閎達にしてその身を危うくするは好みて人の悪を発(あば)く者なり。以て己を有(ほしいまま)にする無かれ、人の子たる者。以て己を悪しくすること無かれ、人の臣たる者と。」とあった。続いて「孔子曰く『敬(つつしみて)教を奉ず』と。」



 上の写真は我が家の張子面 うさぎ 春日部張子 五十嵐健二作


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 〇又と行くまい 湯原の湯へは 三坂三里が 憂い程に
 〇二度と行くまい 丹後の宮津 縞の財布が 空となる