来年の干支と三嶺登山

 日曜日の午後、高松まで来年の干支の張子を買いに行った。今年早々に、30数年来お世話になっていた「ひさ六」が奥さんの病気のため廃業したので、別のところを探したところ「民芸福田」が宮内張子を扱っていたのだ。ここには、ひさ六に行ったときには必ず立ち寄っていたので一安心。高松市兵庫町にあったひさ六は、市の観光案内センターになっていた。
 今は宮内フサさんの孫に当たる二人が、宮内張子を継承して作っている。


 永井節子作 玉取り龍 土の手ひねり人形で、直径5㎝


 太田みき子作 張子の玉取り龍 直径12㎝ このほか、我が家には直径25㎝のものもある。


 24日(月)には、健生山の会のW石会長と、三嶺(1,893m)に登った。三嶺徳島県高知県の境に位置し剣山国定公園の区域にあり、毎年多くの登山者がある(毎年1万人ほど)。四国の山々は鹿の食害がひどく、ミヤマクマザサやコメツツジをはじめ多くの草木が食べられてしまっている。また、登山者の増加も三嶺の自然破壊につながっており、NPO法人三嶺の自然を守る会では県と協力して三嶺の自然を次世代につなぐよう努力している。多くの登山の会が参加して、植生・食害の調査等を行っており、今回の登山もその一環であった。
 10月9日に香川から来た登山者が下山途中路に迷い遭難騒ぎとなった。中には子どももいて心配したが翌日無事に自力で下山した。徳島県ではその後、新たの登山ルートを作ると言っていた。鹿の食害などで登山ルートがわかりにくくなっているため、標識等もきちんとするようだ。私たちが登ったのは、新ルート。すでに登山ルートには赤いテープがたくさん張られ、標識も解りやすくなっていた。紅葉が美しく、気持ちの良い登山であった。