龍蛇谷生活環境保全林探索と「9条まつり」

 昨日は、先日の三嶺登山と同じように県内の登山・ハイクの保護調査をW石健生山の会会長と私たち夫婦で、阿波市御所にある「龍蛇谷生活環境保全林」に行ってきた。
 ここは県が平成14年に1億2,500万円もかけて県民に森林浴を楽しんでもらおうと整備したものだ。しかし、長年宣伝もせず放置してきて荒れてきたものを、一昨年吉野川市の高木議員がその再整備を県に働きかけて、少しはましになったところである。とはいっても、相変わらず放置状態なので訪れる人はめったにいない。ここは、春は新緑、秋は紅葉を楽しめるよい森林浴コースだとおもうのだが。
 今回行ってみて、下草は刈られていたが、倒木が至る所にあり、渓流を渡渉する箇所が10ほどあるのだがきちんとした足の踏み場所の表示も無く、一部路が崩れた所もある。また、歩道レベルの「チャレンジコース」は急な坂道にもかかわらず下草も刈られておらず大変歩きにくいままになっている。県が、草刈りの経費を節減したためにこういう状態になっているのだろうか。糖尿病死亡率が全国一でその解消に躍起になっている県が、県民の健康に大いに寄与する「森林浴」ができるこのコースをほとんど放置している状況は、税金の無駄遣いといっても過言ではないだろう。早急な改善を求めたい。コース内にある看板は立派で目立つが、国道318号線から入る道の表示がなく全く不親切である。


 午後は、「第2回徳島9条まつり」が徳島市内で開催されていたので参加した。バンド演奏や書道パフォーマンス、徳島文理大学生の沖縄県人会のグループ「ニライカナイ」によるエイサー、今反原発で積極的な行動を取っている俳優の山本太郎によるトークショーなどとともに、たくさんの屋台がでて子どもから大人まで楽しめて学べる集会であった。


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 ○風が戸を叩けや うつつで明けて 月に恥ずかし わが姿
 ○夢で戸を叩く うつつで明ける そこで狐が こんと啼く