B型肝炎訴訟で説明会

 今日(12月18日)、あわぎんホールでB型肝炎訴訟の説明会があった。11月から毎月行う予定で計画されている。今日は14名(9組)の方が相談した。
 B型肝炎訴訟の原告数は、11月30日に全国で追加提訴があり、この日全国では15の裁判所に合計512名の原告(被害者数481名)が提訴し、全国の原告数は、合計1,937名(被害者1,780名)になった。大阪の原告数は343名。大阪弁護団には1,000名あまりの人が資料請求をしたというから、原告者数は今後全国でも飛躍的に増えてくるだろう。徳島在住の原告も私を含めて7名いる。それにしても、国の対応が遅い。国の担当者も少ないので、早急な国との和解が妨げられている。
 今日のように、地道に説明会を開いて行けば、徳島の原告数も増えるとは思うが、そのためにはB型肝炎を発症している人はもちろんだが、自分がB型肝炎ウイルスに感染していることを知らない人が多い。その一つの原因は徳島県の場合、保健所でしか検査をしていないことにあるのではないか。保健所での検査も週一回の予約制なので、仕事をしている人には随分利用しにくい。他県のように医療機関でもB型肝炎ウイルス検査ができるようにすれば、国の集団予防接種による感染被害者の救済につながると思うのだが。検査は一度だけすれば済むので、県はもっと工夫して検査ができるようにしてもらいたいものだ。

 俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 ○雨よ降り止め お寺の脇の 柿の木陰に 雉が鳴く
 ○草鞋(わらじ)切れても 粗末にするな 藁(わら)はお米の 親ぢゃもの
 ○庄屋の内儀の 紅裏小袖 地下(ぢげ)の百姓の 血の涙



 上の写真は我が家の張子面 カラス(姫路)