守大助さんを支援する総会成功に向けてと「発達障害のいま」

 昨日、一昨日と、2月18日に開かれる「守大助さんを支援する徳島の会」の総会への参加要請と、3月20日に上映される映画「ショージとタカオ」(冤罪が晴れた布川事件を扱ったもの)の宣伝の為に、支援する会の役員達と団体回りをした。とにかく、この冬一番の寒さの中での行動で、大変だった。
 支援する会の総会は、守さんのご両親が支援の訴えに来ること、近日中に再審請求を提出することなどで、どうしても成功させなければいけない。団体要請をする中で、新たに会に加入してくれる人もあり、今年度の会員目標数を達成することができた。
 この両日はそれだけでなく、肝炎の会の会報印刷、きょうされん四国ブロック学習交流集会の垂れ幕・横断幕印刷など、大忙しであった。

 5年ほど前に、「パーナリティー障害」(岡田尊司 PHP新書)を読んだが、これは仕事をしている時に接する職員の中に、どうも理解できない行動をとる人達がいて、どう理解すればよいかと考えたためだ。特に大きな問題行動を起こすのではないが、業務を円滑に進めていく上で、職員相互の理解が必要である。

発達障害のいま (講談社現代新書)

発達障害のいま (講談社現代新書)

 今までの発達障害の研究について、全く無知である私にはちょっと難しかった。あとがきに『この本は、一臨床医がこども臨床という狭い視野の中から見出した、これまで専門家にすら十分に知悉されていなかった新たなテーマを取り上げ、まとめたものである。従って、発達障害についてある程度知識を持たない読者に対して、いささか不親切な内容かもしれない。拙著「発達障害の子どもたち」(講談社現代新書)を併せてお読み頂くことをお願いする次第である』というので、これも読んでみようと思っている。急速に研究が進んだこの分野、専門家と称している人々の中でも間違った診断、判定をしているようである。また、発達障害統合失調症と両方を呈している障害者もいるようで、この仕事に従事する人たちの研修は、制度も含めて障害者の権利・自立を援助するうえでも大切と感じた。
 民主党政権は、障害者自立支援法訴訟を受けて、新たな障害者福祉制度を作ることを表明したが、残念ながら原告と国との合意を実現しようとしていない。現在進んでいる状況は障害者自立支援法の廃止でなく、一部修正で終えようとしている。
 きょうされんは今年も国会請願署名に取り組んでいる。

 第35次国会請願署名の請願項目は、以下の二項目。
 ①障害者自立支援法に代わる新法は、「障害者福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言」に基づいて制定して下さい。
 ②障害者自立支援法に代わる新法の制定にあたっては、必要な予算を確保して下さい。




 上の写真は、我が家の張子面 烏天狗 土佐面


 俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 〇大磯今朝出て 程ヶ谷宿(どま)り 花の藤澤 昼旅籠(はたご)
 〇五万石でも 岡崎の殿は 城の下まで 船が着く
 〇安芸の宮島 廻れば七里 七里七浦 七恵比須