忙しかった三日間

 2月4日(土)午後は、九条の会徳島の総会があり参加した。総会には100名ほどが参加。事務局の活動方針や来年度方針、財政等が報告討議された。連れ合いは、あわ9条の会の活動について、何時も参加者は少数だが、毎月定例のスーパーマルナカ柿原店前での宣伝行動、事務局会議の運営等について報告した。
 総会後、「始動した憲法審査会と九条の会の役目」と題して高田健さん(9条の会事務局)が記念講演をした。改憲論議が高まった2004年に結成された9条の会は、全国に広がって7,500余りになり、国民世論も9条を守る意見が強くなってきている。しかし発足当初より活動が少し沈滞している。憲法審査会が始動した今、ろくに憲法を知らない人が改憲を叫んで、マスコミも無批判に同調している。今まで以上に、憲法を話し合い、9条を「守る」だけでなく「生かす」活動が必要だと話がされた。

 2月5日(日)は午後から、徳島難病支援ネットワークの役員会があり、徳島肝炎の会も加入しているので近藤事務局長と参加した。会では、当面の行動・今年の総会(6月24日)等について話し合った。

 2月6日(月)は結婚40周年になったので、香川県丸亀市にある「猪熊弦一郎現代美術館」(1991年開館)に行ってみた。猪熊弦一郎(1902年〜1993年)は高松市生まれだが、ここ丸亀市に2万点近い作品を寄贈している。フランスやアメリカでも制作活動をしている。作品には、人の顔・鳥・猫などの動物がたくさん出てくる。直線と円を使ったそれらのものは具象化され、白地を基調とした明るい絵は生き生きとしているように見えた。
 美術館で貰ったパンフでは「私は、美とはひっきょうバランスだと思う。コンフュージョン(混乱)とオーダー(秩序)は何処の世界にも絶えずあるがこれは表裏一体のものだ。絵もつきつめていけば、そういうことになるのではないかと思う。いい絵は、どんなに乱暴な描き方にみえてもちゃんとした秩序がある。色、形、重さ、軽さ。そういういろいろなものの調和がとれている。」と語っている。
 今回が二度目の訪問である。

 記念日ということで3人の子ども達が贈り物をしてくれた。ありがたいことである。
 送られてきたのは、ガラス作家の生島賢(1970年 大阪堺市出身)の手による「富士山おちょこ」、長野県伊那市・宮島酒店の「斬九郎」と「信濃錦」の純米大吟醸と、酒のあてのおつまみなどであった。


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 上の写真は我が家の張子面 烏天狗 姫路張子


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 〇安芸と黒田は 国は遠けれど 花のお江戸じゃ 軒並べ
 〇三十五反の 帆を捲きあげて 蝦夷地離れりゃ 佐渡の島
 〇三十五反の 帆を捲きあげて 那賀の港へ 走り込む