肝炎相談会とB型肝炎訴訟相談会と「赤い高粱」

 24日(土)は、徳島県立障害者交流プラザ(徳島市南矢三町)で徳島難病支援ネットワークの行事の一環として、徳島肝炎の会が肝炎の相談会を行った。
 参加者は少なかったが、初めての参加者もあり会への入会もあった。最初に私が「B型肝炎訴訟と私」と題して30分ほど話をし、K事務局長がC型肝炎肝炎対策基本法の話を行い、参加者がそれぞれの体験などを話して交流を深めた。
 その後同じ場所で、大阪弁護団によるB型肝炎訴訟相談会があったので参加した。今回の相談には新規の方2名を含め10名が相談を行い、資料等も持ち寄って熱心に弁護士と話をしていた。一人でも多くの方が提訴できるよう願っている。


 4月28日(土) 1:30から
 6月30日(土) 1:30から B型肝炎の医療講演会も行う

 上記日程で、とくぎんトモニプラザでB型肝炎訴訟相談会を行う予定である


 昨日(25日)は、徳島県勤労者山岳連盟主催による、第29回やまなみウォークラリーに連れ合いと参加した。鴨島駅から南に向かって山に登り、尾根伝いに徳島市眉山まで歩く30キロのコースである。昨年は5時50分に出発して16時12分に到着したのだが、今回は6時10分に出発して13時36分に僧都まで行って中止した。駒ケ根の娘が孫を連れて遊びに来ているので、余り遅くなってはとの思いからであった。それでも、20キロほど山道を歩いたので疲れました。


赤い高粱 (岩波現代文庫)

赤い高粱 (岩波現代文庫)

 莫言の「赤い高粱」、岩波現代文庫の本書は本来は中編5連作なのだが、「赤い高粱」と「高粱の酒」が収録されている。1989年に徳間書房で刊行された「現代中国文学選集」には全篇収録されているようだ。張芸謀監督によって映画化もされているが、見ていない。文化大革命によって翻弄されたこの時代に青年だった作家は、同時代の青年と同じように苦難な時代を送った。本書は、抗日戦争時代が舞台だが、ずっと昔、40年ほど前に読んだ、抗日時代を扱った小説とは明らかに違う。勧善懲悪というか、必ず八路軍人民解放軍が日本軍を英雄的な行動で、打ち破るというのではない。模範的な行動を取る人々ではない人物たちが描かれている。名前の付け方も登場人物の特徴を表していて、その人物の行動にふさわしい。いつか、原文で読んでみたいものである。



 上の写真は、我が家の張子面 宮内フサ作


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
 ○儂が心が 竹にもあらば 破(わ)って見せ度(た)や この胸を
 ○私春雨 主ャ野の草よ 濡れる度毎 色を増す
 ○可愛らしいは 豌豆(えんど)の花よ 花は小花で 濃紫