徳島でB型肝炎訴訟相談会
大型連休に入り、我が家の周りの田んぼでは、田植えで賑わっている。子ども達などの休みを利用して、総出でしようと言うものだ。
昨日(4月28日)徳島市内のとくぎんトモニプラザで大阪弁護団による相談会が行われたので、私も参加した。相談会には9人の方が参加されたが、資料を持参されたりして熱心に弁護士から説明を受けていた。
相談会の後、徳島の原告たちによる意見交換会が行われた。弁護士による全国のB型肝炎訴訟の運動がパワーポイントによって紹介されたが、新たに裁判に加わろうとする人にとっては、B型肝炎訴訟の目的や意義がよく理解されたのではないだろうか。
また、大阪からは大阪原告団の共同代表の小池さん、久永さんも参加して、今までの取り組みなどを話した。私も32年前に肝炎患者会を作った動機や経過を話した。結成当時と比べて、肝炎に対する治療や人々の認識も大きく変わり、これまでの運動が無駄ではなかったと実感させられた。
また、2グループに分かれて意見交換も行い、自分の病状や訴訟に加わろうとした動機なども話し合った。同じ病気で(病態に違いはある)苦労しているので、健康な人には言えないことでも何でも話し合えることは貴重なことではないだろうか。相談に来た一番若い人は32歳の女性だったが、国が長年にわたりB型肝炎の蔓延を放置してきたことが、被害を拡大することになったと思うと、今後の恒久対策を万全にすることが求められる。全国の原告団も自分の訴訟の解決だけではなくて、救済をされることのない被害者を含めた肝炎対策の実現に力を注いでいru.
次回相談会
6月30日(土) 1時半から
会場:とくぎんトモニプラザ(青少年センター)
B型肝炎の治療についても、専門医の講演があります。
講師:樋端規邦先生(といばな のりくに 健生石井クリニック所長)
参加費は無料です。
「消費税増税の大ウソ」を読んだ。
- 作者: 山家悠紀夫,井上伸
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山家は「財政赤字を口実にして消費税を3%から5%に増税し、医療改悪なども行った橋本内閣や財政赤字を口実にして社会保障費を毎年2,200億円も削減した小泉内閣は、財政赤字を減らすと言いながら、国民に痛みを強いて国内需要を冷え込ませました。そのため、税収が減少するなどして、結果的にむしろ財政赤字を大幅に拡大してしまったのです。」と指摘している。高額所得者や大企業ほど莫大な減税の恩恵がある日本の税制は、根本的に改めなけらばいけないと私は思う。
野田内閣は日本の消費税率は国際的にみると低いと宣伝している。しかし、国税収入に占める消費税収入の割合を見ると、日本は約24%と、スウェ―デンやイギリスとほぼ同程度で」あると言っている。日本の消費税は網羅的に課税されるのに対し、ヨーロッパ各国は、①医療・教育から住宅取得・不動産・金融など幅広い非課税項目があること、②食料品や医薬品など、生活必需品はゼロ税率もしくは軽減税率をとっていると指摘している。
消費税増税をしないでも日本の財政は健全化できることを、コンパクトな本だが豊富な表やグラフなどで具体的に示してくれている。
俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○山で赤いのは 躑躅(つつじ)に椿 咲いて絡まる 藤の花
○こぼれ松葉を あれ見やしやんせ 枯れて落ちても 夫婦連れ
○手の届く 枝にや花無し 花ある枝にや 取るべからずの 禁止札