一昨日も昨日も守大助 と 原水爆禁止四国大会

 一昨日(13日)は、守大助さんを支援する徳島の会の役員会があった。役員会に先立ち、徳島駅前で宣伝行動を行った。当日は雨模様で心配したが、幸いにも雨は降らず蒸し暑い中での宣伝行動であった。マイクを握り話していると、自然に汗が頬を伝って流れてくる。平日なので昼とはいえ人出が少ない。それでも5人で50分ほど行動して、チラシ150枚配布、署名11筆であった。
 役員会では、会員が362名、仙台地裁への要請署名が946筆、花島パンフ(事件についての花島弁護士の講演)が10部、資金作りのための喜多方ラーメン・甘酒の完売等が報告された。
 またこの間の行動についても報告された。国民救援会徳島県本部委員会へも参加し、役員が徳島の会の取り組みを報告した。
 昨日は、原水爆禁止四国大会が徳島市のあわぎんホールで開催されたが、ここでも役員4名がチラシ配布・署名にとりくんだ。他県から来た人で見知った人も多くいて、署名への協力を訴えると、快く署名してくれた。まだきちんと集約はできていないが、100筆以上は集まったようだ。秋までに署名数1,000筆という目標は達成できたので、さらに多く集め、守さんの再審開始を勝ち取りたい。
 また、「再審請求書」の読み合わせを行った。検査データなどのところは理解できないので、前会長のSさんが徳島に帰ってくるお盆時期に説明してもらうことにした。

 原水爆禁止四国大会では、各県から1年間の取り組みが報告された。徳島の報告では、私も入会しているあわ9条の会の、自治体への原爆平和パネルの展示の働きかけも報告された。現在、阿波市の市場文化会館で展示がされている。
 記念講演は「原水爆禁止2012年世界大会成功へ:核兵器の廃絶をめぐる世界の変化と草の根の運動」と題して、原水協代表理事の高草木 博さんが行った。原水禁運動の57年の歴史の中で、その草の根の運動が国連・世界各国に理解されてきて、現実世界を動かしつつあることが理解された。核兵器禁止条約の成立に向けた運動が、世界に広がってきていることが理解される話であった。国連の潘基文事務総長が核兵器禁止条約についてどう取り組んでいるかも話されたが、運動を発展させるのは草の根の運動しかないとも話された。

 以下は、講演の資料としてあった「2015年核不拡散条約(NPT)第一回準備委員会開催にあたって――日本政府への申し入れ」である。日本政府は、今までの消極的な態度を変更し、核兵器禁止条約成立へ積極的な役割を果たすべきであると思う。


                             2012年4月26日
                             原水爆禁止日本協議会


 2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議の第一回準備委員会が4月30日から5月11日までオーストリアの首都ウィーンで開催されようとしています。

 周知のように前回、2010年NPT再検討会議では、NPTの目的として「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」ことに合意し、核兵器国が「自国の核兵器の完全廃絶を達成する」こと、併せてすべての国が核兵器禁止条約の交渉をはじめ、潘基文国連事務総長の5項目の提案に留意し、核兵器のない世界を創り、維持するための「枠組」をつくる「特別の努力」を行うことを確認しました。

 2015年の再検討会議とそれに至る準備プロセスの成否は、まさにこの合意を具体化し、誠実に実行することにかかっています。ついては、私たちはNPT締約国を含めて、すべての国の政府に添付の通り、核兵器全面禁止条約の交渉開始を中心とする提唱を行うとともに、日本政府が唯一の被爆国の政府として、以下の諸点でその役割を果たすよう要請するものです。


1.「核兵器のない世界」の達成は、拘束力ある条約により核兵器を全面的に禁止することが唯一の道であることを明確に指摘し、そのための速やかな交渉開始を提唱すること。
2.「核抑止」「拡大抑止」などによる核兵器の正当化こそが、核使用の危険を含む核軍備競争を助長し、他方で核兵器拡散の悪循環を引き起こしてきた現実を直視し、核抑止力論の克服をよびかけること。憲法9条と非核三原則に則り、核兵器全面禁止の促進、「核の傘」からの離脱、核兵器を持たず、作らず、持ち込ませない日本の立場を宣言し、尊重をよびかけること。
3.広島、長崎の被爆の実相を普及し、核兵器の廃絶をよびかける被爆者とNGOの努力を評価し、支援すること。








我が家の張子面 春日部張子 五十嵐健二作


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
〇私の心は 萱葺(かやぶ)き家根(やね)よ かわら無いのと 察しゃんせ
〇思ひ思へば 儂(わし)や思ふ程 思ひに思ひが 増す思ひ
〇思ひまひぞと 思ふも思ひ なぞと思ふも 亦思ひ