障害者の権利条約批准に値する法律を!

 昨日(1日)はB型肝炎訴訟全国原告団弁護団による恒久対策会議が、大阪の御堂会館であったので参加した。厚労大臣との協議(7月11日)・全国恒久対策班会議(7月16日)・厚労省の肝炎対策推進協議会(7月23日)・日本肝炎デー(7月28日)などの会議を受けて、今後の目指すべきB型肝炎の恒久対策をどうするかについて原告団弁護団論議した。
 議論百出。原告からも多くの想いが語られ、恒久対策の重要性を再認識させられた。厚労省との協議の中でどう恒久対策を進めるかについては、こちらもデータをそろえ説得力のある提案をしていかなければならない。当面の活動として多くの研究・検討課題が提案された。これは私たちの運動が、個別の被害者の和解だけでなく、このままでは救済されない圧倒的多数のB型肝炎患者の救済への取り組みであることを示している。
 3日には、肝炎フォーラムが東京で開催されるのでこれにも参加することになった。

 今日は、四国の「第3回きょうされん夏季研修会」が徳島市の千秋閣で行われたので参加した。実は昨日から開かれていたのだが、大阪での会議があったので欠席した。
 今日の内容は、「岐路に立つ障害者制度改革と私たちの課題」と題して小野浩さん(きょうされん常任理事・社会福祉法人赤い屋根施設長)の講演であった。
 障害者権利条約の批准国であるニュージーランドと日本の違いを語るなかで、日本の障害者政策がいかにお粗末で時代遅れなのかが浮き彫りにされた。
 ニュージーランドは2008年に障害者権利条約を批准したが、それよりずっと早い時期から社会保障の充実に努めてきた歴史があり、この国の理念・行動が多くの国の社会保障政策に大きな影響を与えてきたことが理解された。
 日本では、国と障害者自立支援法違憲訴訟原告団との間で、自立支援法の廃止を2010年1月に基本合意したにもかかわらず、この中身を骨抜きにしようとする動きがある。6月に成立した「障害者総合支援法」がそれである。これでは障害者の権利条約の批准には到底及ばない。




我が家の張子面  道祖面 長野



俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
〇私やだんない 粉を引きや眠る 団子食ふ時や 眼が光る
〇彼(あ)の子好(よい)子ぢゃ 牡丹餅(ぼたもち)娘 黄粉附けたら 猶好かろ
〇彼の子気の毒 白歯で身持ち 聞けば殿御は 旅の人