肝炎フォーラムと今年最後の月下美人

 10月22日(月)は東京で肝炎フォーラムがあったので参加した。出席者は30名ほど。この会は、B型肝炎原告団弁護団、薬害肝炎原告団弁護団、日本肝臓病患者団体協議会(略称:日肝協)が共同で肝炎対策をどう進めるか研究・協議するもの。
 今回のテーマは、①肝炎治療戦略会議の報告 ②ユニバーサルワクチンに関する議論状況 ③肝炎対策基本指針(基本指針)の学習 ④各都道府県における運動状況(千葉県・兵庫県から報告があった。内容は先に報告した日肝協代表者会議での報告と同じ) などであった。
 
 ここでは、全国ネットTV放送による「肝炎ウイルス検診」の受検促進のための放送が公共放送機構・ACジャパンが採用決定されて、来年7月1日から放送開始がされることが報告された。肝炎対策推進の大きな一歩であると思う。徳島県は肝がん死亡率が全国8位となっており、肝炎対策の充実が求められている。しかし徳島県では検診の受診が遅れているので、これを機会に希望するどの医療機関でも肝炎ウイルス検査ができるよう、県・各自治体で検討してもらいたいものだ。
 薬害肝炎訴訟弁護団から基本指針の解説があった。この基本指針を作るにあたって、どのようにして患者・原告の立場に立って肝炎対策を進めるかが大きな焦点になっていると感じた。報告者は厚労省事務局から提案された基本指針案について、相当の批判・修正意見を出して、現在の基本指針が確定されたと話した。通り一遍の読みで理解するのでなく、この指針が真に肝炎患者のために役立つよう、原告団患者会は各地で運動する際に活用することが求められていると感じた。


 翌日(23日)は松戸にいる兄夫婦と24日に東京で会議のある連れ合いとで、柏湖南聖地公苑にある両親の墓参りをした。手賀沼が一望できるロケーションが魅力で、涼しい秋風の中での墓参りであった。昼食後、やはり松戸にある私の双子の姉のマンションにも立ち寄り久し振りに雑談をした。

 10時過ぎに我が家に帰ってきたが、今年最後の月下美人が8輪咲いていた。


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
〇可厭(いや)ぢゃ可厭ぢゃと 畑の芋は掉頭(かぶり)振りふり 子が出来る
〇食べても食べても 厭き無い者は 米の飯(まんま)に 親の脛(すね)
〇お前死んでも 寺へは遣らぬ 焼いて粉にして 酒で飲む