会議ばかりの三日間(B型肝炎訴訟・きょうされん・守大助)

 今朝は雨。雨が降ると高校のすぐ前に我が家があるので回りの道路は車ばかり。子どもの送迎を両親や祖父母が必死で行うためである。我が家の子どもが通っていたころは、こんな光景はあまり見られなかったが。従って、今夕も車が多いのだろう。

連休三日間は、会議ばかり。
 24日(金・祝)は大阪で「第3回恒久対策勉強会」があった。出席者は原告・弁護士ら40名ほど。この会議では、肝炎の恒久対策とは何かから始まって、肝炎医療の均てん広辞苑によれば、生物がひとしく雨露の恵みにうるおうように各人が平等に利益を得る事。とあった)化について、全国の状況の概要、各地方自治体の状況などを話し合った。
 均てん化の問題では、通院時間の長短、専門医の偏在、身近に相談できる人の有無など多くの問題が存在し、肝炎対策基本法(第二節:肝炎医療の均てん化の促進等)や基本指針でも、その必要性が説かれている。
 徳島で言えば、11月5日の県の肝炎対策協議会が議論した「肝炎対策推進計画(案)」では6つの第二次医療圏域の中で専門医療機関の偏在が明らかになっている。県全体で45ある専門医療機関徳島市・鳴門市を含んだ東部Ⅰ医療圏域では34あるのに対し、吉野川市阿波市の東部Ⅱ医療圏域は3、小松島市阿南市等の南部Ⅰは6ある。しかし南部Ⅱと西部Ⅱは1、はなはだしいのは西部Ⅰでゼロである。患者が住んでいる地域によって、受けられる医療の中身が違ってくるのでは「均てん化」には程遠い。これからの協議会の議論の中でどう地域格差をなくしていくのか、注視しなければいけない。

 25日(土)はきょうされん四国ブロックの会議が阿波池田であったので参加した。ここでは、きょうされん全国理事会の討議を受け、当面する運動課題やきょうされん新ビジョンづくり、東日本大震災後の障害者支援活動の取り組み、支部づくり、会員拡大、賛助会員の獲得、国会請願署名、来年2月に高知で開催される四国ブロックの学習交流会の運営などなど、10時半から午後4時半まで休憩時間も切り詰めた論議がされたが、どの支部の運営も大変であることが如実に理解される中身であった。

 26日(日)は朝9時から特定非営利活動法人きのこハウスの理事会に参加。事業規模の小さい障害者施設はどこも運営が大変で、理事長をはじめとした職員、利用者の苦労が理解される報告がたくさんあった。利用者の確保、職員の確保、事業の確保など、気を休める暇が全くないといってよい。前日の会議での車中のなかでもそのことが盛んに会話された。私なんぞは運営に直接タッチしているわけではないので、話を聞くたびごとに頭が下がる思いをする。経営指標を見ると今期は順調に行っているようだが、来季はマイナス要因もあり困難が生じる余地があることが理解された。理事会の中では新たに第6次産業化ウィキペディアによると、六次産業とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。また、このような経営の多角化6次産業化と呼ぶ)を目指す方向が提起された。利用者が安心して生活できるようにするためにも、国の制度の矛盾があるなかで生き延びる道を探っていくことが求められている。




上の写真は、行動後全員集合。


 この日の午後からは、守大助さんを支援する徳島の会の役員会があった。役員会に先立ち1時から1時間ほど徳島駅前で、宣伝行動を行った。総選挙告示まじかということで、駅前では公明党共産党の宣伝カ―が来て、それぞれの主張を展開していた。役員会では、この間の経過報告(各地の活動の報告や署名数は増えているが、会員獲得では前進がなかったなど)と当面の活動が論議された。会のニュース№26新年号の内容について、2月16日の第8回総会の運営について(守さんの職場の同僚だった人が来てくれることになった)、守さんあての年賀はがきの普及、会費集め、守さんへの激励手紙だし等について論議した。また、仙台地裁に提出した再審請求書の学習も行った。



我が家の絵馬  笠間稲荷神社(茨城) 2004年8月2日購入



俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○内のお父(とつ)さん 虱か蚤か のみはのみでも 酒呑みぢや
○腹が立つときや 茶碗で酒を 呑んで暫く 寝りゃ直る
○酒に酔(よふ)た酔た 五勺(しゃく)の酒に 酔ふて管巻きゃ 猶ほ可愛