神戸空港行き と 「ジェネラルルージュの凱旋」

 昨日は、水戸から長女が孫3人を連れて帰ってきたのを、連れ合いと神戸空港まで送って行った。
 水戸と神戸の間は一日2便スカイマークが運航している。徳島に来るのは水戸から常磐線に乗り上野まで行って、羽田から飛行機で徳島に来るより、乗り換えもなく便利だというわけだが、送迎する方は大変。迎えに行った23日は往復とも高速道路は順調で、2時間で行けた。昨日も行きはスムーズで1時間50分で到着。乗るまでに1時間半ほど余裕がありゆっくりできた。
 帰りが大変であった。3時25分に車に乗ったら、カーナビは5時25分我が家着を表示していた。京橋から月見山までは順調であったが、それからがちっとも進まない。名谷ジャンクションの先でタンクローリーと乗用車の事故があったとの情報が流れてきた。明石大橋を渡って徳島に行く分岐までは数キロしかないのだが、遅々として進まない。結局この間は2時間もかかってしまった。年末の帰省ラッシュの時に交通事故とは頂けない。仕方がないので途中淡路で食事をして、我が家に着いたのは8時であった。普通なら我が家と神戸空港間を往復できる時間がかかってしまった。疲労困憊の一日であった。
 
 

ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋

 田口・白鳥シリーズの3冊目。病院事務長の三船の発言「今は経済原理で病院を立て直している最中です。こちらのルールに従って、それなりの収益をあげていただかないと、経済資源の再配分はできません。」
 それに対して救急担当の速水部長の発言「収益だって?救急医療でそんなもの、上がるわけがないだろう。事故は嵐のように唐突に襲ってきて、疾風のように去っていく。在庫管理なんてできるわけもない。小児科も同じ。産婦人科も、死亡時医学検索も。現在の医療システム下では医療の根幹を支える部分が冷遇されている。俺たちの仕事は、警察官や消防士と同じだ。トラブルが起こらなければ、単なる無駄飯食い。だからといって国家は警察官や消防士に利益を上げることを要求するか?そんな彼等に税金という経済資源を配分することを、市民は拒否するのか?」
 国民の健康を含めた安全を確保し向上するために、税金は使われたいものだ。
 今、厚労省の「集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会」が行われている。12月20日に第6回が開かれ、そこに対し被害者である2人の委員と弁護士委員がきちんとした被害実態の把握を求める意見書を出している。国は早くから集団予防接種時の注射器の使い回しが危険だと、社会的には一般化している理解を無視して、費用の切り詰めからその改善を怠って、40数万人にもおよぶ被害者をつくりだしてきた。B型肝炎だけに関わらず各方面で安全を軽視してきたために、結果的には莫大な損害を個人・国家に対して強いてきた。




我が家の絵馬  鎌倉・弁天堂  龍と宝珠



俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○峰の松風 妻戀(こ)ふ鹿の 訪(と)ふや秋の夜 庵(いほ)住ひ
○足曳(び)きの 山鳥の尾の 長ながし夜を どうして一人で 寝つかれう
○一人寝る夜の その明くる間は いかに久しき 物思ひ