上海大学で短期語学研修 ⑪ 

 1月23日(水)は午後から静安寺・玉仏寺と上海書城へ行ってきた。
 静安寺・玉仏寺と以前紹介した龍華寺は上海の三大名寺。
 地下鉄2号線の静安寺駅のすぐ横が静安寺で、回りは大変賑わっている。寺は改装中であたりは大きなビルだらけ、余り風情は感じられない。入場券には、創建が紀元247年で何度か名前が変わったが、1216年に今の名前になったと紹介されている。1998年から改修工事が始まっているようだ。兄の見る目的は塔であるので、今回の目的も静安仏塔であった。




 玉仏寺の目玉は2体の玉仏であると紹介されている。寺の周りも再開発が進んでいるようで、あちらこちらの建物が取り壊されていた。入場券には「香花券」と書かれていて、20元必要であった。入口をはいると直ぐ横にお線香が置かれていて、これを持って参拝するらしかったのだが、それとは知らず我々は堂内を巡った。チケットの裏には「唱導”心香一瓣”」と書かれてあった。「唱え導く言葉『仏に対して敬虔な心を持て』」という意味なのだろう。
 それ以外にも、遵守市民”七不”規範と書かれていたので調べて見たら以下の通りであった。成るほど、中国ではこれらの規範がきちんと守られているとは言えなかった。
 七不規範とは1. 痰を吐かない、2. ゴミを捨てない、3. 公共物を大切に、4. 緑を大切に、5. 交通ルールを守る、6. 公共の場でタバコを吸わない、7. 汚い言葉を話さない
 禅寺ではあるが、僧侶は読経中に携帯が鳴ると外に出て行くし、修業はどうなっているのだろう。

 



 その後上海書城に立ち寄り、本とCDを購入し、夜は南京路で食事をした。帰りにコンビニに立ち寄って和酒とビールを購入した。和酒は、度数が20%程度で、基本的な原料は紹興酒と同じでうるち米と麦麹で作られていて飲みやすい。同室のH川御大と楽しんだ。



俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○真の闇にも 迷はぬ我を ああ扨(さて)其様(そさま)は 迷はする
○比良や小松の 朝通ひ 褄(つま)が濡れ候(そろ) 磯打つ浪に
○門に立ちたは 八文字様か 夜風身の毒 内御座れ