上海大学で短期語学研修 ⑬

 1月25日(金)は授業の最終日。そこで、テキストの最後の告別(gao bie お別れ)
のところを学習。歌が掲載されていた。「友誼地久天長」(you yi di jiu tian chang 久しく長く変わらない友情を)でメロディーは「蛍の光」であった。

 http://www.youtube.com/watch?v=ZifatJvYteg

 2週間の短期間ではあるが充実した時間を持てた。この高齢者の学習集団、やはり何かある。私のクラスの人はお兄さんが亡くなられたということで、修了式を終えたら楽しみにしていた土日の旅行をキャンセルして、日本に帰らなければならないという。
 修了証をもらって、全員で記念撮影。午後は皆で食事をした。食事後は、各自自由行動だが午後8時までにはホテルに帰ることになった。
 私たちは呉さんの案内で、中国の携帯を買いに行った。同学の人が120元で購入したところへ連れて行ってもらったのだが、3人が買ったので100元で購入できた。プリペイドで50元も別途支払えば、中国国内で使えるというのだから、機能はあまりなくても十分使用に耐える。箱には中老年専用と書いてあった。日本の携帯がいかに高いかが理解された。

 その後、呉さんと別れて上海書城に行って本を購入し、一旦はホテルに帰った。それからスーパー大潤発の上にあるレストランで食事をしてから、買物でもしようということになった。残念ながらレストランはどこも満杯で、買物を先にすることになった。しかし、O山さんの姿が見えない。レジの後ろでいくら待っても、出てこない。40分ほど待ったが来ないので、門限(事務局としては全員をきちんと日本に連れて帰るには、チェックが必要なのだ)も迫っているし、仕方がないので食事をしてホテルに帰ってきた。何と、彼はホテルにいるではないか。団体行動をお願いしますよ。
 呉さんもひどい目にあったそうだ。1人女性が参加していたのだが、彼女は遅刻の常習犯であった。授業には半分以上遅れてきたというのだから猛者である。この日、呉さんは彼女を連れて漢方医の元へ行く(通訳をしなければならない)ので、地下鉄の上海駅で約束した時間で待っていたのだが、一向に姿を現さない。仕方なくホテルに電話したら、彼女はまだホテルにいるではないか。そのあとにもっと話はあるのだが、あえて記さない。



俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
○よしや嘆かじ 叶はじとても 定め無きこそ 浮世なれ
○花は散りても 又春咲くが 君と我れとは 一盛り
○住めば浮世に 思ひの増すに 月と入らばや 山の端に