第84回メーデ―参加と「革命とナショナリズム」 中国近現代史③

 昨日(5月1日)は第84回メーデーがあり、徳島中央公園鷲の門ひろばに連れ合いと行って参加した。メーデーには仕事を辞めてからも参加している。
 日本では、1905年(明治38年メーデーの先駆けとなる平民社の主催で茶話会というかたちで開かれ引き続き1906年メーデーを記念し街頭演説、ロシア二月革命後の1917年5月7日に在京社会主義者約30人がメーデー記念の集いを開催した。労働団体が挙行にいたるのは1920年5月2日日曜日に第1回のメーデー(主催:友愛会 司会者:鈴木文治)が上野公園(現在の東京都台東区)で行われ、およそ1万人の労働者が「八時間労働制の実施」「失業の防止」「最低賃金法の制定」などを訴えた。8時間労働を求めたメーデー、残念ながら日本では今でも長時間労働が蔓延している。人間らしい生活が保障されていないのが今の日本である。
 午後からはきょうされん徳島支部の運営会議が行われたので参加した。5月18日の総会のための準備であった。

 

 シリーズ中国近現代史③が本書。1925年から1945年までを記述している。中国共産党と国民党の確執が描かれている。私が中国現代史を読んだ時代は、中国共産党の革命が成功し、そのことで中国が大きく評価された時代であったため、今から考えると隔世の感がする。確かに中国革命は大きな成果があったのだろうが、その成果が今に引き継がれているとは、残念ながら思えない。
 今の安倍政権、朝鮮・中国侵略を已むをえなかったこととして是認している。侵略戦争と思っていないのだから時代錯誤も甚だしい。憲法第9条を目の敵にしている。そして、日本の憲法改憲のレベルを高くして、変えにくくしていると言っているのだが、これもデマに等しい。多くの国が改憲については日本と同等かもっと厳しい基準を設けている。全く、世界の常識を否定しているとしか思えない。その政権を支持する多くの国民の覚醒を願いたいのだが、大変難しい。マスコミも社会の木鐸としての任務を完全に放棄している。ミニコムの役割が大きくなっていると思う。




我が家の絵馬 東京・千住 1989年11.19購入




俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
〇人の口には 戸が立てられぬ 流れ川には 堰ならぬ
〇鮎は瀬に着く 鳥は木に留まる 人は情の 下に住む
〇人を使はば 川の瀬を見やれ 浅い瀬にこそ 藻が留まる