岡山で中四国の守大助交流会

 8月31日・9月1日に岡山市中四国の守大助さんを支援する会と国民救援会の交流会が持たれた。
 これは、岡山・広島・徳島が呼びかけて開かれたもので、山口・愛媛も加わり、24名の参加があった。徳島の支援する会からは川上事務局長と松浦事務局員、私が参加した。
 全国連絡協議会の集会は仙台で行われるため、なかなか参加できない所もあり、今回は近場での開催となった。
 交流会には大助さんの御両親からメッセージが届けられ、
 その中で「再審請求から既に1年半経過しております。息子の拘束も12年を過ぎておりますので、速やかに再審を開始するよう、裁判所に促す署名にご協力いただきますよう切にお願い致します。私たちも1日も早く息子を取り戻すために、力いっぱいがんばります。」との訴えがあった。

 あっという間の12年間で、徳島の会ができて8年目になるが、普通の人にとっては平凡な毎日が、ご両親にとってはこれまでの1日1日が息子さんを取り戻すための辛い日々であることが知らされるのである。
 参加した各県からの報告はそれぞれ特徴のあるもので、広島・徳島は支援する会が中心で、他県は国民救援会が中心の支援活動であった。やはり、一つの課題をすえて行う支援活動の方が取り組みは進んでいくと思われた。
 徳島では、毎月役員会を開催して活動報告と今後の方針を決め、参加できなかった役員にも会議の報告書を送り情報を共有することを大事にしている。また、役員会前の時間を使って徳島駅前で宣伝活動を行ったり、役員会の中に事件の学習時間を入れている。また、役員が毎週順番に守さんに対し手紙やはがきを出して激励し、その点検係も決めているなどのことが、会が持続的に維持されていることにつながっていると感じられた。
 31日の夜は交流を持った。食事をしながらの交流では参加者がそれぞれあいさつをしたが、聞いてみると皆さん労働組合運動や解雇撤回闘争等を行い、それらの活動の経験を通じて今の守さんとつながっていることが理解された。

 この集会名で仙台地裁宛の要請書を決議した。
 「守大助さんは、事件発生から既に12年半にわたって理不尽な拘束を受け、70歳になろうとする両親は病と闘いながらも連日のように支援を訴えて全国を駆け巡っております。守大助さんを支援する会は、北海道から九州まで34か所結成され、貴地裁へ全国から約6万の署名が届けられ、守大助さんの再審裁判を求める支援運動は日増しに広がりつつあります。
 私たちは、無実の者が長期にわたってこのような理不尽な扱いを受け、両親や家族が苦しい思いを強いられていることに心を痛め、両親が元気なうちに大助さんが両親のもとに帰れることを願っております。
 貴裁判所が、『疑わしきは被告人の利益に』という刑事裁判の原則と『無実の者は無罪に』という道理ある判断に基づき、早期に再審開始決定をなされるよう、ここに要請いたします。」




我が家の絵馬  香川・滝宮天満宮  2002年2月7日購入 



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○思いすつるな 叶わぬとても 縁と浮世は 末を待て
○花は散りても また春咲くが 君と我とは 一さかり
○源氏狭衣 あやめもいやよ 君の姿を 花と見る